社員旅行が終わってまたいつもの日々が戻ってくる。
普通の日々なんかないが、俺はこの日常を結構気に入っているようだ。
昼休みに食堂でお菓子を広げる。
社員旅行前にある程度の業務は終わらせてきたが、完璧にすべてが終わっているわけではない。
そこをどうするか…
突然現れたカラスがこんなに真剣な面持ちで背後に立っているんだ。
面倒事じゃないことを祈るが…
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学園調査委員会はいわば政府管轄下の組織だ。
俺がトップとはいえ、政府の許可をもらうことが必須だろう。
そして、学園調査委員会に就職するということは政府に就職することになる。
仕事が増えた。
ま、いくら名門NRCだろうと政府からの研修認定はもらえないだろうな。
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そんなこんなで、研修に学園調査委員会が入ることになった。
好奇心があれば上手くいくような気もするが…
ただ直感で気づく、この子達に、学園調査委員会は向かない。
この子達は、もっと日の当たるところで生きるべきだ。
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夕飯のスープを飲みながら会話を弾ませる。
社員旅行に行っていつもよりも少しいいご飯を食べたおかげか、このご飯が美味しく感じる。
今日の夕食当番はデイヴィスだったので、俺よりも少し味が濃い目だ。
美味しい。
お互い一人暮らし歴が長かったということもあり、自炊はできていた。
だが人に食べさせるとなると別。
いつもよりも盛り付けを頑張ってみたり、お互いの郷土料理を作ってみたり。
その日、久しぶりに次の日の授業も補佐も少なかったため、夜は激しく愛し合った。
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アンケートの結果、子供入れます!!
またよろしくお願い致します!
アンケート
子どもの性別は?
男の子
55%
女の子
4%
双子でどっちも
41%
投票数: 237票
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!