第54話

ごじゅういち!
1,171
2019/03/05 12:55
ヴヴヴヴヴヴ
バイブレーションの音でおきて、クラにバレないようにこっそりキッチンに向かう。

現在時刻、AM.5:30

稲積あなた、人生最高級の早起き。
シフ
シフ
バレなかったか?
YOU
YOU
もちろん!
今日はクラの数少ない登校日。
通信制とはいっても年に何回かは登校しなきゃないわけで、今日がその日。
でも、タイの学校は遠いから、今日から3日間私達から離れることになる。



と、いうことで。
今日は特別に04lineが学校組にお弁当を作ってやろうということですよ!

ナムジャ3人もいつも購買だからたまにはいいかなってね。
シフ
シフ
よし!始めるぞ!
YOU
YOU
お願いします師匠!
昨日の帰りに4人にバレないように材料買いに行くのまじで大変だった笑


4人のために、美味しいお弁当をつくるのだ!


と、誓ったのはいいんだけど、
シフ
シフ
猫の手!
YOU
YOU
いてっ
シフ
シフ
ほらあもう!
YOU
YOU
あつっ
シフ
シフ
おぉぉぉい!
こぼれるこぼれる!
やっと4人分作り終わった頃には、私の手が絆創膏で埋め尽くされてましたとさ。←



いやぁ、料理出来ないんだよね( •̀ω•́ )✧(殴
シフ
シフ
はあ、やっとできた……
っと、そろそろ起きてくるな
時計を見ると6:20

1番早起きのソジュンが起きるのが6:30
YOU
YOU
寝たふりしてよ!
シフ
シフ
だな!
さっきと同じようにこっそり、クラを起こさないようにドアを開けて、ベッドに入る。


寝たふりをする。

いや、二度寝をする←






カンカンカンカン
ソジュン
ソジュン
あんにょぉぉぉぉぉぉぉぉおおおん
YOU
YOU
ん……うっさっ……
ソジュン
ソジュン
ヌナ、クラもう出発ですよ
YOU
YOU
え!?
ガバッ
ソジュン
ソジュン
まあ嘘ですけど
はい起きましたね!顔洗う!
YOU
YOU
なんだよお……
くそっコイツわかってやがる。←

ということで二度寝しているところをソジュンに叩き起され、リビングに向かう。

そしていつも通り静かな朝食タイムを終え、
学校組は準備を始める。
そして4人がリュックに荷物を入れ終わり、着替えに行ったのを見届けて、シフと手分けして弁当をリュックにこっそり入れる。
シフ
シフ
よしよしよしよし
YOU
YOU
うん完璧←
学校についてまたはバスの中でリュックを開けたらそこには愛情たっぷりのお弁当!!


まあなんて素晴らしいのかしら私達←
クラ
クラ
いってきます
シウ
シウ
いってきます!
ソジュン
ソジュン
いってきますー
シュエン
シュエン
いってきますー
YOU
YOU
いってらっしゃい!^^*
シフ
シフ
いってらー









~ソジュンside~






今日の朝はいつもより早く目が覚めた。
でも、どうせみんな遅く起きてくるから、二度寝しようと思ってふと隣の二段ベッドを見たら、下に寝てるはずのシフヒョンがいなかった。

めずらしく早起きしてランニングにでも行ったのかと思って(ゴリラだし←)、特に気にとめなかった。

そして家を出る時、あなたヌナがいつにも増してニコニコしていた。
いつも朝はボーっとしてるヌナだから、ちょっと不思議に思った。
でも、可愛かったからそこまで気にとめなかった。(←!?)

そして学校についてリュックを開けたら出てきたお弁当箱。
なるほど。
そゆことね。
クラのことも考えて2人で作ってくれたんだ。
シュエン
シュエン
ヒョン、弁当入ってた?
2年生がいる下の階からきたミンシュエン。

やっぱね。
ソジュン
ソジュン
うん。
お前も?
シュエン
シュエン
うん。
ソジュン
ソジュン
どうしような……
今日、クラは電車の中とかで食べると思うけどナムジャ3人は








午前授業なんだよな…









~~~~~~~~~~~~~
シュエン
シュエン
この卵こげてる
ソジュン
ソジュン
このおにぎりめっちゃ甘いんだけど笑
シュエン
シュエン
絶対塩と砂糖間違えたじゃん笑笑
結局高校組2人は、みんな帰っていく教室中2人だけ残ってお弁当を食べてましたとさ。


ちゃんちゃん←

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