第57話

ごじゅうよん!
1,021
2019/04/02 15:53
今日は学校組が始業式の日。

最初のミッションが終わり、いつもの練習に戻った私達。

いつものっていってもミッションで見えてきた自分たちの欠点をなおすために色々工夫したりする。

ちょっと激しめのメニューの今日は学校組より先に練習にきたうちらのスタミナが持たなくて、シフとクラは2人して寝っ転がってる。

「今は休憩します。」っていうメッセージが無言だけど聞こえてくる。

ミッションの日汗かかったとか言って喧嘩してたのにね笑

今は無理して練習させないほうがよさそう。
シフ
シフ
そろそろシウ帰ってくるな~
クラ
クラ
もうそんな時間か…
私たち頑張ったよ…
シウは今日から中3だけど、中学校は高校よりも早く終わるはず。
YOU
YOU
じゃあ私入口まで迎えに行ってこようかな
シフ
シフ
俺も行く
YOU
YOU
休んでな~
動きすぎたらいくらごりでも倒れるから
シフ
シフ
お前も俺らと同じくらい動いてんじゃん!
クラ
クラ
おっぱ、おんにはごりじゃないから倒れないよ。
シフ
シフ
ねえ俺泣くよ?笑
YOU
YOU
ちゃんと休んでなよ~

























階段をおりて入口までいく。

外をのぞいたらもうすでにシウが歩いてきていた。



なんかめっちゃ目ごしごししてるけど目かゆいのかな?

肌荒れるのに...
…あれ?よく見たら泣いてる…
シウ
シウ
あ、ヌナ…っ
YOU
YOU
おかえり。
なしたのさ~
シウ
シウ
なんでもないですっ・・・
YOU
YOU
何でもないのに涙が出るわけないでしょ。
場所移そっか。
ヌナが聞くよ
誰も使ってない練習室に移動する。
シウ
シウ
ヌナ、俺皆と一緒にデビューできますかっ・・・?
YOU
YOU
できるよ。
シウがいないデビューなんて考えられない。
これは本心だし、本当にできると思ってる。

ぶんぶんのダンスを私たち用にクラと2人でアレンジしてくれたのも年下ながらすごく頼もしかったし、普通に話しててもめっちゃしっかりしてるし、
あれ?マンネだよね?ってなるときいっぱいあるし(いい意味で)、とにかく必要不可欠な存在。

だよってことを伝えたいんだけどこういう時口下手なんだよ私いいいいいい

YOU
YOU
けんちゃな!
伝わった?伝わったかな!!(めっちゃ必死)
なんかびっくりしてるけど!
シウ
シウ
ああもう笑
ほんとにヌナがいてくれてよかった
すんごい楽になりました
あ、そういうことさらっと言えちゃう系ね。

ヌナは君の口になりたいよ(謎)
YOU
YOU
ならよかったけど。
シウ
シウ
今日クラス替えあって。
YOU
YOU
好きな子!?
シウ
シウ
違う笑笑
聞いてください笑笑
YOU
YOU
あ違うのね笑
どぞどぞ?
シウ
シウ
2年のときも同じクラスだった子がいてその子がcaratなんだけど、
YOU
YOU
うん
シウ
シウ
進路の話しててこれからのこと考えて芸術高校(ソジュン、ミンシュエンと同じところ)に行きたいってことを
その子と話してたら、
YOU
YOU
うん
シウ
シウ
あと1年でデビューするには若すぎるでしょあんた無理だよとか言われて落ち込んでたんですけどヌナがけんちゃなって言ってくれたんで元気出ましたーーー!!
YOU
YOU
おっけえええええい練習いくぞーーーー!!
ソジュン
ソジュン
もうちょっと休みたいでーす笑笑
話が終わったタイミングでドアが開いて出てきた4人組。

速攻でシウへのぽかすかタイム。

ミンシュエンはずっと抱き着いてるし笑

シウもさっきの泣きじゃくった顔とは真逆でめちゃくちゃ笑顔でまあ一安心かなって。

何かあってもこうやってみんなで笑えていれば私はそれでいいな。

プリ小説オーディオドラマ