それからしばらく6人でいろんなことを話した。
練習生は男女がハッキリ分けられるからナムジャの友達なんて韓国ではこの4人が初めてだし、
ヨジャだって私が日本人っていうのもあってちょっとさけられてたから、
韓国にきてからクラ以外の子とこんなふうに話すのははじめてだった。
最初は静かでちょっと心配だったけど、案外キャラこくて、その心配も今はどっかに飛んで行った。
結構うまくやっていけそう。
宿舎にはみんな必要最低限のものだけしか持ってきてなくて、もちろん掛け時計なんてものはない。
そういってシウが持ってきてくれたデジタルの時計
時計には01:30という数字
窓際において時刻合わせをしても変わらない時間。
そしてゾロゾロとそれぞれの寝室に入っていく。
ヨジャとナムジャで分かれてるから、寝室はクラとの2人だけで、一気に静かになる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!