幼稚園の頃…
綾華は婚約者に会うのが楽しみでしょうがなかった
でも…いつしかその男の子は婚約者ではなくなってしまった
それは小学四年生の時
綾華は…婚約者の○○○○が会った瞬間とても大好きになった
会った時たくさん笑い会えたその記憶がずっと蘇った
そして彼女は思い立った
「そうだ」
「私が会いに行けばいいんだ」
それからの彼女の行動力は早かった
親族に根回しに電話をして、ようやく辿り着いた
彼女は○○○○くんと将来結婚することを誓った
でも…婚約者からは条件があった
婚約者はこう言った
「俺が今から言う人たちを俺たちが結婚するまでに殺して欲しい」
綾華は驚きすぎて声が出ない
殺す?一体どういうことか
彼女の頭は困惑状態、頭が真っ白になってしまった
「たった、12人殺せばいいんだ」
「俺と結婚したいなら…分かるよね?」
「頼んだよ」
綾華はその一言を信じ、11人を殺した
ゾムと結婚するのも想定内
ゾムが殺されるのも想定内
ロボロがゾムを好きなのも想定内
全ては綾華の手によってみんなは転がされていた
(`・ω・´)▅=┻┳=━💥
バタッ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。