この日、3時半から綾と瑞稀はゲームをした
2人は楽しそうに笑っていた
ずっとずっと、楽しそうに…
時間がたち1夜が明け、また1夜が明け…いつの間にか2年という月日がたっていた
瑞稀はもう高校1年生になっていた
ようやく病気が治りそうになりかけた…
そんなある日
いつも通り学校に向かい歩いていた
学校に着いて彼女の下駄箱にはある一通の手紙を見つけた
瑞稀が手紙を開くと驚きの内容があった
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饒波 瑞稀さんへ
私、モデル事務所の社長、渋原と申します。
この度、スカウトをさせてもらおうと思いまして手紙をお送り致しました。
先週、この学校に訪れた時にあなたを見つけ『あの子は伸びる!』と思いました。
なのでぜひ、我々の事務所に入って貰えないでしょうか。
今日、学校が終わる頃に校門でお待ちしております。
いい返事が聞けると我々も嬉しいです。
渋原より
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瑞稀はまだ混乱しながらも教室へと向かった
放課後
トコトコとゆっくり歩いていると…
『瑞稀さーん!』
と声をかけられた
瑞稀は美希の車に乗せられ仕事場へと向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。