第16話

遺 憾
1,612
2019/02/20 08:22
『 入って!! 』



と 流星が 言ったあと 、





長い 沈黙の時間が




この世を 包んだようだった .










どうせ 驚きのあまり 声が出ないんだろう



そう考えただけで 笑えてきて 、




沈黙の時間 を 壊すように 笑った .



「 りゅうせぇい ? wwwwww
固まって どうしたのぉ wwww」




玄関を 見ると



ドアを開けたまま 流星と 望が


立ち尽くしていた .





まあ、望には言ってたから つまんないけど w





〔 めいさんの 友達の 小瀧です 〕



『 そんなん知っとる 、 ちゃうねん、俺が聞きたいことは、そんなんちゃうねんって!! 何でお前やねん!!!』




「 なんでも どうも こうも 、 好きになったんだから しょうがないでしょ?」





『 あなたは黙っててくれへんか 』





これが 俗に言う 〝修羅場〟ってやつか



思ってたよりは 面白くないもんだな


もういい、 腹立った ……








私は ゴミ箱から さっき捨てられた



カッターナイフを 探し出した、




「 流星 ? 望 ? 」





あえて 2人の名前を 呼んだ .





腕に 切りつけた カッターナイフ と



それを 止められなかった 2人の顔 .



2人の顔が歪んでいくのが



すっごく 楽しくて



何度も 切りつける .









『 何がしたいん !? 』




「 本当のこと、言わせてもらう .」










__ただ 束縛癖が 嫌だったの















告げ終わると





また 世界は 沈黙に 包まれていた .

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