『 入って!! 』
と 流星が 言ったあと 、
長い 沈黙の時間が
この世を 包んだようだった .
どうせ 驚きのあまり 声が出ないんだろう
そう考えただけで 笑えてきて 、
沈黙の時間 を 壊すように 笑った .
「 りゅうせぇい ? wwwwww
固まって どうしたのぉ wwww」
玄関を 見ると
ドアを開けたまま 流星と 望が
立ち尽くしていた .
まあ、望には言ってたから つまんないけど w
〔 めいさんの 友達の 小瀧です 〕
『 そんなん知っとる 、 ちゃうねん、俺が聞きたいことは、そんなんちゃうねんって!! 何でお前やねん!!!』
「 なんでも どうも こうも 、 好きになったんだから しょうがないでしょ?」
『 あなたは黙っててくれへんか 』
これが 俗に言う 〝修羅場〟ってやつか
思ってたよりは 面白くないもんだな
もういい、 腹立った ……
私は ゴミ箱から さっき捨てられた
カッターナイフを 探し出した、
「 流星 ? 望 ? 」
あえて 2人の名前を 呼んだ .
腕に 切りつけた カッターナイフ と
それを 止められなかった 2人の顔 .
2人の顔が歪んでいくのが
すっごく 楽しくて
何度も 切りつける .
『 何がしたいん !? 』
「 本当のこと、言わせてもらう .」
__ただ 束縛癖が 嫌だったの
告げ終わると
また 世界は 沈黙に 包まれていた .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。