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第58話

心の傷
マサイ
マサイ
こんなに、傷だらけになるまで…
あいつは殴ったり、蹴ったり、したのか?
俺は心配な目でそう聞いた
あなた
あなた
………うん
俺は今にも泣きそうなあなたを見てるのが辛かった
あなた
あなた
1回だけね……
マサイ
マサイ
ん?
あなた
あなた
マサイの…名前を呼んだの……。
そしたら……
あなたの体が少しだけ震える
あなた
あなた
他の男の名前を呼ぶなって…。
俺の言いなりになってればいいんだって。
マサイ
マサイ
っ………!
俺はあなたの震える体を優しく抱きしめた
あなた
あなた
私のね…っ…頭の中にはっ…ひっく…マサイ…しか…っ、いなかったよ……?ひっく、
マサイ
マサイ
うん……うん。
俺はあなたを抱きしめたままあなたの頭を撫でた
あなた
あなた
あの目……っ、忘れられないっ…よ…ひっく
忘れられない…か。

俺、何回あなたに危険な目に合わせたんだろう。

こんなんじゃ…、だめだよな。
マサイ
マサイ
ごめんな…。
あなたに危険な目に合わせてばっかりで。
ほんとにごめん。
あなたのこと、傷つけてばかりだよね…俺。
あなたは首を横に振った

『マサイのせいじゃない』

って。
マサイ
マサイ
ごめんね…。あなた。
マサイ
マサイ
しばらく、学校休んで。
俺がそばに居るから。
あなた
あなた
うん……
その後俺はあなたのご両親に電話をいれ
休む許可をもらった
マサイ
マサイ
学校には、明日連絡するから。
あなた
あなた
あり……がと…
あなたの手は震えていて、俺はその手を握ってあげることしか出来なかった
あなたの心にできた傷は大きくて

俺はその傷を背負ってあげることは出来るのだろうか。
いや、背負ってあげなきゃいけない。

俺があなたと一緒にその傷を治していく。
それが、俺があなたに出来る最低限のことだとも思う
もっと、たくさんのことをしてあげたい。

でも……何をしてあげればいいのかわからない。

彼氏なのに…婚約者なのに…。

俺はあなたに何をしてあげればいい?
あなた
あなた
マサイ…?
マサイ
マサイ
ん?あぁ、ごめん。ぼーっとしてた
あなた
あなた
もしかして……
あなた
あなた
責任…感じてる…?
図星だった。

俺のせい…。

さっきからそればっかりを考えていた。
マサイ
マサイ
……なんで?
あなた
あなた
マサイは責任感じてるとき、考え事して上の空のことが多いから…
そーかなって…
バレてたんだ…

あなたには心配かけないようにしてきたはずが

余計に心配させてしまっていた。
マサイ
マサイ
…ごめん。
あなた
あなた
なんで謝るの?
マサイ
マサイ
あなたに心配かけないようにしてたのに、余計に心配かけてたね。
あなた
あなた
ううん。大丈夫だよ?
あなたが俺の頭をポンポンとする

俺が慰められてるし…‪w

まぁいいか。
あなた
あなた
あんまり自分を責めないようにね。
マサイ
マサイ
うん。ありがと。
マサイ
マサイ
あなたも抱え込み過ぎないようにね。
あなた
あなた
うん。気をつける!
マサイ
マサイ
ん。
俺はそう言ってあなたの頭を撫でた
あなた
あなた
マサイと触れてると安心する!
子犬みたいにはしゃいでいるあなた。

ほんとにかわいい。
マサイ
マサイ
俺も。1番落ち着く
マサイ
マサイ
でも…
あなた
あなた
ん?
ギュッ
マサイ
マサイ
こっちの方が落ち着く
あなた
あなた
マサイの腕の中だーいすき!
そう言ってあなたは抱き返してくれた
ゆっくり体を離し、おでこをコツンと当てる
マサイ
マサイ
好き。愛してる。
あなた
あなた
私も。
俺らはやさしいキスを交わした
俺は今ふと…

あなたが高校を卒業したら
もう一度プロポーズをしよう。


そう思った。
┈┈┈┈次の日┈┈┈┈
マサイ
マサイ
あ、もしもし。
城西高校に通ってる瑠璃坂あなたの彼氏なんですけど
陸先輩って言う人の事件で、たくさんの怪我を負ってしまったので、2、3日休ませていただきます。
学校の先生
あ、はい。
分かりました。
その節は大変申し訳ありませんでした。
私達が学校についていながら、そのような事が起こってしまい。
陸というのは、矢中陸の事だと思いますが
矢中には退学処分を受けてもらいました。少年院に入ったと聞きました。
また、同じ場所にいた女子生徒3人は停学処分といたしました。
瑠璃坂さんの心の傷は大きいかもしれません。
ですが、学校側が対処できるのはここまでになってしまいます。

マサイ
マサイ
いえ、そこまで対処していただき幸いです。
確かに傷は大きいと思います。
そちらの方は学校側も少し気遣いお願い致します。
学校の先生
はい。
私ら共々全力でフォローして行きたいと思っております。
この度は大変ご迷惑をおかけしました。
ではまた、元気な姿で学校に来てくださいと、伝えてください。
失礼します。
マサイ
マサイ
分かりました。
ありがとうございます‪。
はい、失礼します。
そう言って俺は電話を切った。

マサイ
マサイ
あなたの学校、すげぇな。
そう。
あなたの通ってる学校はこの辺ではダントツで頭のいい高校。
しかも超有名高。
有名人も何人か通っていたとか…
マサイ
マサイ
さすが頭いいとこの高校だな。
対処がはえーわ
俺はそんなことを呟く
あなた
あなた
マサイー、電話終わった〜?
あなたが扉からひょこっと顔を出す
マサイ
マサイ
うん。終わったよ。
あなた
あなた
先生、なんて?
マサイ
マサイ
また、元気な姿で学校に来てねって
あなた
あなた
そっか!
マサイ
マサイ
朝ごはん、食べよ
あなた
あなた
うん!
その後一緒に朝ごはんを食べてテレビを見ていた時だった
シルク
シルク
マサイ〜おじゃまするぜー
マサイ
マサイ
え?シルク?
突然シルクが家に入ってきた
シルク
シルク
暇でさー‪w
ってあなた、その傷…どうした?
あなた
あなた
え、あ、えっと…
あなたは少し戸惑っていた
マサイ
マサイ
俺が説明するよ
あなた
あなた
うん…ありがと
俺はあの日のことを鮮明に話した。

全て。何一つ隠さず。
シルク
シルク
そいつ…聞いたことある名前だな…。
シルクは少しの間考え込んでいた

するとポケットから携帯を取り出し何かを調べ始めた
シルク
シルク
そいつ、矢中陸って言ったよな?
マサイ
マサイ
あぁ。
シルク
シルク
そいつの噂…なんだけどさ
シルク
シルク
毎回毎回女をとっかえひっかえしてるやつ。
付き合っては別れて。の繰り返し。
別れる理由はいつも矢中陸が原因。
暴力が酷くて、付き合ってきた女に暴力を奮っては無理やり犯して…
って言う噂をこないだ聞いたんだ。
シルクのその話を聞いた瞬間

背筋がぞっとした
マサイ
マサイ
それ…まじか?
シルク
シルク
まぁ、噂ではあるけど…
あなた
あなた
そう…なんだ
あなたの手がかすかに震えてるのを

俺は見逃さなかった
マサイ
マサイ
あなた…
あいつのこと忘れられないかもしれない。
怖くて学校にも行きたくないって思うかもしれない。
それでも…俺はあなたのこと全力でサポートするから。
あなたの不安を完全に取り除くことは出来ないかもしれない。
でも、少しでも取り除くことが出来るなら、俺はあなたのためになんだってする。
あなた
あなた
マサイ…
マサイ
マサイ
だから、あなた…
無理をし過ぎないで。
あなた
あなた
ありがとう…
俺はあなたの頭を撫でる
シルク
シルク
マサイの言う通り、無理はしない方がいい。
あなた
あなた
うん。わかった
あなた
あなた
なんか…外に出るのも怖い…な
『えへへ』と苦笑いをするあなた
マサイ
マサイ
そう…だよな…
俺はシルクと目を合わせた
シルク
シルク
マサイとか、ほかのメンバーも一緒にいるしかないよな…
マサイ
マサイ
そうだよな…
あなた
あなた
あっ、ごめん…
でもマサイがいたら大丈夫だよ
少し弱々しく笑うあなたは何処か寂しそうだった
シルク
シルク
そうか…
あなた
あなた
うん!
マサイ
マサイ
このこと、メンバーにはどうする?
シルク
シルク
言った方がいいと思うけど…あなたは、どう思う?
あなた
あなた
私も言った方がいいと思うよ。
みんなが知らないのは、ちょっと嫌だし
あなたはシルクの目を真っ直ぐ見てそういった
シルク
シルク
わかった。
近々みんなを集める
あなた
あなた
うん。ありがとう。
シルク
シルク
あなた、学校はどーするの?
その傷じゃ…
あなた
あなた
2、3日休むことにしたよ
シルク
シルク
そっか…

まぁ今日は俺帰るよ。
また今度な!
マサイ
マサイ
あぁ。ありがとな、シルク。
じゃ!
そう言ってシルクは帰った

後ろをむくと少し俯いているあなたの姿が見える
マサイ
マサイ
あなた?
あなた
あなた
私さ……
その声は確かに震えていた
あなた
あなた
みんなに、心配とか迷惑とか、かけすぎてるよね
マサイ
マサイ
え?
あなた
あなた
なんか…みんなの大切な時間を私が奪ってる気がして。
せっかくみんなで集まったりしても私のせいで長くいられなかったり…
マサイ
マサイ
そんなことないよ
あなた
あなた
そんなことあるよ…
現にシルクだって、私のためにみんな集めてくれたり帰ってくれたり…
あなた
あなた
みんなの楽しみを私が壊してる
マサイ
マサイ
違うよ。
みんな、あなたのことが大切だからあなたのために時間を使ってるんだ。
あなたじゃなかったらみんな心配もしたりしないよ。
あなた
あなた
でも…
あなたは少し

思い違いをしているだけ。

俺はこの時そう思っていた。