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第29話

過去
マサイ
マサイ
龍ってやつ、まじでイケメンだな。
あなたも充分かわいいけど、あんま似てねーのな。
あなた
あなた
うん…だよね。
それ、言われると思ってた…
マサイ
マサイ
あ、ごめん。そんなつもりじゃ…
あなた
あなた
ううん。いいの。
あなた
あなた
もともと龍は、私とは血が繋がってないの
シルク
シルク
え?
あなた
あなた
私も龍も同い年だから、お互いものすごく小さくて、物心着いた時にはもう既に一緒だった。
だから私も高校生になるまでは知らなかったの。
確かに、私と龍が7歳の時に龍が出ていった。
あなた
あなた
なぜだか分からなくて、私はすごく泣いてたのは覚えてる。
お父さんと龍が電話してるのを見て、私もお父さんの携帯で電話してたから、声は何となく知ってた。
あなた
あなた
でも、まさか…私と同い年の子が、段ボールの中に捨てられてるなんて…
お父さんとお母さんもびっくりしたんだと思う。
マサイ
マサイ
龍が…
あなた
あなた
だから、連れてきたって。小さい頃から一緒にいれば兄妹だと思ってくれるかもって。
でも龍は、それを知ってた。
あなた
あなた
龍のお母さんもお母さんだよね~
あんなイケメンに育った龍を見たら…なんていうかな~w
プルルルップルルルル
突如、あなたの携帯が鳴った
あなた
あなた
お父さん…
あなた
あなた
もしもし?どーしたの?
あなたの父親
『もしもし?あなたか?』
あなた
あなた
うん。どーしたの?
あなたの父親
『そっちに…龍が行ったと聞いたんだ…』
あなた
あなた
あ、うん。さっき来たよ?久しぶりに会ったから緊張したけどwすぐ打ち解けたよ~
あなたの父親
『あいつが暴走族の総長をやっていることはもう聞いたか?』
あなた
あなた
うん。聞いたよ
あなたの父親
『父さん、黙ってたことがあるんだ…。』
あなた
あなた
ん?
あなたの父親
『実は…父さんも雷蘭の元総長だった。』
あなた
あなた
え?そーなの!?
あなたの父親
『7歳の時に龍が出ていったのは、暴走族の総長にするために、教育させていたんだ…』
あなた
あなた
そう…だったんだけど…
あなたの父親
『あなたの事情は全て聞いた。だから、心配するな。父さんたちが必ず守る。』
あなた
あなた
そっか…ありがとう。お父さん!
あなたの父親
『うん。じゃ、また今度な。』
あなた
あなた
うん。じゃあね。
マサイ
マサイ
なんの話しだったの?
あなた
あなた
私のお父さんも雷蘭の元総長だったんだって。それで、龍が出ていったのは、総長にするために…事情は全て聞いたから心配するなって。そう言われたの。
シルク
シルク
そっか…。
龍に会えて、良かったな!
あなた
あなた
うん!!
あいつなんであんなに顔整ってんだか~w
兄妹の私でも惚れちゃいそーw
マサイ
マサイ
あなた…それだけはやめて
真顔でそう言われた。

まずい。完璧に怒らせた~…。
あなた
あなた
ご、ごめん!冗談だよ!
マサイ
マサイ
冗談でも言っていいことと悪いことがあんだろ。
マサイだって同じようなことしたじゃん。

と、言いたい気持ちを抑え
あなた
あなた
ご、ごめん…
マサイ
マサイ
ん…
やっばい。完璧に怒ってしまっている…
こんな時、どーすればいいの!?
違う話に持ってく?いやそれはそれで空気読めなさすぎるか…。
と私は頭の中で自問自答を繰り返す。
あなた
あなた
ま、マサイ…
あなた
あなた
ごめん…ね。もうあんなこと言わないから。
怒らないで…。
あなたの頭に手がのせられ、2回ほどポンポンとした。
マサイ
マサイ
別に、怒ってるわけじゃねぇから。
俺もごめん。
あなた
あなた
ううん。
シルク
シルク
さぁーて、話を戻しましょーか?
あなた
あなた
そうだね!
マサイ
マサイ
だな。
シルク
シルク
あなた…無理すんなよ?
あなた
あなた
うん!全然大丈夫!
あなた
あなた
みんなこそ…無理してないかな…
私はそれが気が気でなかった。
私のために色々してくれるのはとても嬉しい。
でもみんなやりたいこともあると思うし、その自由を奪っているのは、他でもない私のわけだし…
シルク
シルク
無理してねぇとおもうよ。
みんな、あなたを守るために自分たちで行動してるだけだ。
あなたもしかして今、私のせいでみんなの自由を奪ってるとか考えてたでしょ?
あなた
あなた
うっ、…何故それを…
痛いところをつかれた…
シルク
シルク
でも、あなたはみんなの自由を奪ってなんかない。
みんなもそう思ってる。
あなた
あなた
シルク…
あなた
あなた
ありがとう
心の底から安心した。
ホントのところは分からないけど
シルクに言われるとほんとなきがしてきた。
やっぱりリーダーだからかな?
シルク
シルク
なんと言っても、1番不安なのは明日のイベントだ…
あなた
あなた
あ、もう明日か…
マサイ
マサイ
なんだかんだ、時間経つの早いな。
イベント…か。
明日はあなたにとって初めてのイベント。
マサイもあなたに何か起こるんじゃないかって心配してるし。
あなたの初イベをダメになんか絶対させねぇ。
七尾和樹…覚えてろ。
シルク
シルク
明日のイベントは必ず成功させる。何があっても。
マサイ
マサイ
当たり前だ。
あなた
あなた
うん…!
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マサイside

確かに、龍はものすごいイケメンだ…。
なのに何かが引っかかる。
あなたに似てなさすぎる。あなたもあなたで相当可愛いけど、似てる部分が見当たらない…。
『あんまり似てねーのな。』
悪気はなくそう聞いたけど、あなたからしたら、相当きつい事だったのかもしれない。
あなたと血の繋がりがないこと。
龍が拾われてきた子だということ。
そんなことも知らないで、無神経な事聞いちった…。
俺もシルクも完全に呆気に取られた。
あなたにとって龍は、かけがえのない…たった一人の兄妹。
それなのに俺は…龍に嫉妬心を抱き、あなたを傷つけてしまった。
俺、最低だ…

あなたはみんなのことを心配してるけど…
俺はあなたのことが心配で心配で仕方がない
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シルクside

マサイも俺も、あなたの話を聞いて呆気に取られた。
よく考えれば…俺、あなたのこと何も知らなかった。
“マサイと一緒にいるあなた。”とか“俺が好きなあなた”とかでしか見てなかったんだ。と今更気づいて、急に恥ずかしく思えた。
俺はあなたのことをちゃんと“あなた”として見たことがなかったのだと改めて気づいた。
これからはしっかり見なくてはならない。いや、見るべきだ。逃げてるわけじゃないけど…俺が経験したことのない過去をもってるあなたに、少しだけ気まずさを覚えた。
けど、その気持ちも一瞬にして無くなったのはホントに良かったと思ってる。

とりあえず。イベントは死んでも成功させてみせる。例え、七尾和樹が来ようとも…。