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第50話

ありがとう
あの日から、あなたは俺と顔を合わせなくなった

というか、あなたが会いたがらない。

心当たりがあるとしたら文化祭の日の夜だろう…

でもあなたがあの時間にあそこにいるなんて有り得なかった。

俺はあの日…買い物に出かけると文化祭で会ったギャルの女に会った

俺は無視して歩いたがその女は俺の腕に手を絡めて、言った

『ついてきてくれたら、あなたちゃんに何もしないよ。でもついてきてくれなかったら何するか分からないな~。』

俺は仕方なくその辺のホテルに入り、女の話を聞いた。

女は話終わると、ホテルから出ていった。

俺はその日そのホテルで夜を明かした。

家に帰ってもあなたの気配はなくて、学校から帰る時間になっても連絡はなくて、俺の家に帰っこなかった。

そんなある日、あなたと再び顔を合わせた

でもあなたは俺を拒んだ…

その日から俺はあなたに何度も留守電を入れてメールもした

でも何も帰ってこなくて、シルクの家に行った。

でもそこでも会えなかった。

俺はどうしようもなくて、1人、家であなたの帰りを待つことしか出来なかった。
マサイ
マサイ
あなた…会いたい…
そんな独り言をつぶやく

そんな願いもむなしく、何日経ってもあなたは帰ってこなかった
あなたのいない部屋は明るさを失っていた。

俺は食べ物を食べる気力もなくて、ここ数日ほとんど口にしていない。
でも、不思議とお腹は空かなかった。
ピーンポーン

チャムがなる。

あなた…!?
マサイ
マサイ
あなた!
扉を開けるとそこに居たのはシルクだった
マサイ
マサイ
シルク…
シルク
シルク
よっ…
マサイ
マサイ
入って
俺はシルクを家に入れた
シルク
シルク
電気ぐらい…つけろよ
マサイ
マサイ
あ、あぁ…
俺は、電気をつけることさえも忘れていた。

そのまましばらく無言が続く
シルク
シルク
あなたのこと…なんだけど…さ。
重い空気を破ったのはシルクだった。

気まずそうな口調でそう言った
マサイ
マサイ
うん。
シルク
シルク
お前、あの日何してた?
まさか、シルクからそれを聞かれるとは思わなかった
マサイ
マサイ
えっ?
シルク
シルク
あなたの文化祭の夜…お前と知らない女がホテルに入っていくのを見た。
あなたも…いた。
やっぱり…あの時、あなたもいたのか
俺はあの日のことを話す
シルク
シルク
あなたは、勘違いしてるってことか?
マサイ
マサイ
うん。
俺はあの日本当に何もしてない。
話を聞いただけだった。
シルク
シルク
それでもお前は、あなたの心にひどい傷をつけたことに変わりはない…
あなたがあの日、どれだけ泣いてボロボロになったか…
シルクは俯いてそう言った

俺だって、そんなことしたくなかったよ。
でも…そうするしかなかったんだよ。

もしも、あなたの身に何かあったら?

おれはその方があなたの心を傷つけてしまう。
マサイ
マサイ
あなたには、ホントに悪いことをしたと思ってる。
俺はあなたに会いたい。でも…会ってくれない…
俺も俯いてそう呟いた
シルク
シルク
あなたは…マサイのこと待ってる。
あの日のこと、しっかり説明してやらないと、あなたはもっとボロボロになってしまう。
そんなこと、わかってる…

でも、合わせる顔がなかった…

1度拒まれた時の傷は大きかった
シルク
シルク
あなた、今寝てるから俺の家こい。
起きたら、ちゃんと話せ。
マサイ
マサイ
でも…
シルク
シルク
何が、でもだ…。
それでもお前はあなたの彼氏か?
それでもお前はあなたの婚約者か?
シルク
シルク
何があっても2人で乗り越えるんじゃねぇのか?
自分の女が傷ついてるのにそれを無視するのか?
マサイ
マサイ
わかった
俺はそっと呟いて、立ち上がった

その後、シルクの家につくとあなたの靴があった
しばらくして、あなたがリビングへ来た
眠い目を擦りながら、最初に口にするのは俺の名前じゃなかった…
あなた
あなた
シルク~今なん…
一瞬目を見開くと、そのまま後ずさりする
シルク
シルク
あなた、ちゃんと話した方がいい…
シルクがあなたの元へ寄る

あなたは首を横に振った

あなたが扉を開けて部屋に戻ろうとするところを

シルクが腕を引っ張り引き止めた


その立場は本当は俺のはずなのに…
マサイ
マサイ
あなた…
シルクがあなたから離れる

あなたの元へ寄ると、あなたは目さえも合わせてくれなかった
俺はあなたの手を握る
あなた
あなた
やっ……!
あなたは俺の手を振り払った
マサイ
マサイ
っ……!?
2度も拒まれると、もう何も出来なかった
あなた
あなた
他の女の人触った手で触れないで…!
マサイ
マサイ
違う…!あなた!違う!
あなた
あなた
違くない…!!
あの日、私とシルクはこの目で見たの!
何も違くない!
マサイ
マサイ
あなた…!
あなたの肩がピクリと動く
マサイ
マサイ
俺は…あの日…
あなた
あなた
嫌!聞きたくない!
そう言ってあなたはシルクの家から飛び出した
シルク
シルク
あなた…!!
シルクはそれを追いかけた。

俺も追いかけるべきだった…

でも俺はその場に崩れ落ちた
シルク
シルク
あなた!!!
私は夢中で雨の中走った

でも、シルクにはかなわなくて途中で腕を引っ張られ、抱きしめられた
シルク
シルク
ハァハァ…あなた…!
あなた
あなた
ハァハァ…
もう、このままいっそ死のうかと思った

マサイを2度も拒む日が来るなんて思ってなかった。

私はマサイを傷つけた。
あなた
あなた
うわぁぁぁん!!!
私はシルクの腕の中で大声で泣いた
シルクはそんな私の背中を優しく撫でてくれていた
マサイ
マサイ
ハァハァ…
あぁ…追いかけなければよかったな。

そう思って俺は引き返した。

あなたとシルクが抱き合っていた。

俺はもう用無しか…。

あなたにはもうシルクがいる。
シルク
シルク
あなた…ちゃんと話さなきゃいけない時だってあるんだ。
向き合わなきゃ、何も変わらない。
マサイの話、聞いてやってくれ。頼む。
あなたは誤解してる。

でもそれを俺の口から言っていいことではない。
あなた
あなた
でも…っ、マサイは…私のこと…っ、
シルク
シルク
話してみなきゃわかんねぇだろ!
初めてシルクに怒鳴られた

そうだ…。

ここで逃げちゃいけない…。
あなた
あなた
わかった…っ、話してみる…ひっく…
シルク
シルク
戻ろう…
その後、シルクの家に戻るとマサイは家にいた
あなた
あなた
マサイ…
私は小さな声で呼んだ
シルクは別室に行っている
マサイの肩がピクリと動く
ゆっくり振り向いたマサイの顔は

泣いたあとなのか分からないけど目が腫れていて、髪もびしょびしょだった。
私はマサイの顔を見た瞬間涙が出た
あなた
あなた
マっサイ…ひっく
マサイ
マサイ
あなた…
マサイが私の名前を呼ぶ
あなた
あなた
話して…ほしいっ…。
拒んでごめっ…ん…、ね。
俺はあの日のことを何一つ隠さず話した
あなたは泣きながら聞いてくれていた
マサイ
マサイ
電話も出れなくて…ごめん。
あなたは首を振った
あなた
あなた
私こそ、ずっと会わなくてごめんなさい…ひっく…連絡も何も返さなくてごめんなさい…
マサイ
マサイ
あなたは悪くないよ…
俺が悪いんだ…
言いたくないけど、聞かなきゃいけないことがある
マサイ
マサイ
別れたいか…?
あなた
あなた
え?
マサイ
マサイ
俺、最低だろ…。
別れたいか…?
あなた
あなた
マサイは…?
私と別れたい?
そんなわけない…でも俺はあなたに最低なことをしたんだ。

あなたが俺を拒むなら、俺は何もしない…
マサイ
マサイ
俺は、いやだよ…
あなたとずっと一緒にいたい。
死ぬまで一緒に生きていきたい。
あなた
あなた
私もだよ…!
別れたくない…っ、絶対やだ!
何日ぶりだろうか…

俺はあなたを抱きしめた。

好きだ…愛してる…。
あなた
あなた
マサイ…
好き…っ、大好きだよっ…!
あなた
あなた
マサイの話ちゃんと聞かなくて、誤解して拒んで…ごめんっ…
マサイ
マサイ
俺こそごめん…
俺も大好き…愛してる…
シルク
シルク
早く家もどれよ?二人とも。
あなた
あなた
シルク…ありがとう…ごめんね…
シルク
シルク
いつでも頼れ。
待ってるからな!
シルクは最初から最後まで優しかった。

こんな私たちのことを心から思ってくれていた
マサイ
マサイ
シルク…ありがとう。
お前のおかげで、またあなたと一緒になることが出来たんだ…
シルク
シルク
俺はなんもしてねぇよ~!