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第45話

一筋の涙
しばらくしてシルクがリビングへ戻ってきた
シルク
シルク
よく寝た~!
マサイ
マサイ
もう大丈夫なのか?
シルク
シルク
だいぶ!!まじで助かったわ!
ありがと!
マサイ
マサイ
あなたのお粥が効いたんだな
そう言って俺はあなたの頭をポンポンとする
あなた
あなた
えへへ…そうだといいな!
シルク
シルク
んじゃー、俺も帰るな!
熱も下がったし!編集しなきゃ!
あなた
あなた
頑張ってね!ばいばーい!
シルク
シルク
じゃーね!
マサイ
マサイ
じゃーな
そう言って笑顔で見送った
あなた
あなた
あ~…明日から学校じゃん…
マサイ
マサイ
嫌なの?
ソファに倒れ込むように座るあなたはため息混じりにそう言った
あなた
あなた
嫌とかじゃないけど…疲れる…
それはさ…モテモテだからなんだよな…うん
マサイ
マサイ
モテすぎなんだよ
あなた
あなた
そんな事言われても…
私には何も出来ないよ~
あなたがみんなに可愛いって思われるのは俺も嬉しいけど、さすがにモテすぎて不安だ
マサイ
マサイ
じゃ~…朝も俺と行くか?
俺としては、授業中もついててやりたいくらいだけど、そこまでは出来ないから…
せめて登下校だけでも。
あなた
あなた
いいの!?
マサイ
マサイ
俺は1秒でも長くあなたと一緒にいたいから、全然構わないよ?
あなた
あなた
うれしー!!
じゃー、これから朝起こすね!
そう言いながら俺の胸へダイブしてきた
割とびっくりしたけど心地よかった
マサイ
マサイ
よろしくな
ふっと笑って頭を撫でる
あなた
あなた
あーーーー!!
急に大声を出すあなた

俺はビクッと肩を揺らした
マサイ
マサイ
な、なんだよ
あなた
あなた
宿題あるんだった~…やらなきゃ…
肩を落としながら俺から離れる
マサイ
マサイ
教えてやろっか?
あなた
あなた
ほんと!?
パァっと明るくなるあなたの表情を見てふっと笑う
マサイ
マサイ
いいよ。
寝室にある俺のデスク使っていいから。
あなた
あなた
やったー!早くいこー!
俺の腕をグイグイ引っ張るあなたはさっきの表情とは比べ物にならないくらい嬉しそうだ
マサイ
マサイ
はいはい
寝室につくなり、あなたはカバンをゴソゴソとあさり、ノートと教科書と筆箱を出す
マサイ
マサイ
どこ?
俺はそう言いながら、カチャッと眼鏡をかける
あなた
あなた
あ、わかんない所あったら聞くからまだ大丈夫だよ!
そう言ってせっせと宿題に取り掛かるあなた
マサイ
マサイ
そ、そっか
俺は暇だから本でも読んで待ってるか
コチコチ……カキカキ…ペラッペラ…

時計の針が動く音とあなたのシャーペンの音
そして俺が本をめくる音が静かな部屋にそっと響く
数十ページ読み終えたところであなたをチラッと見る

真剣な顔でノートとにらめっこしている

すると、なにかひらめいたのか「あっ」と小さく言ってシャーペンを動かす
俺は再び本に目線を落とす
なぜだか少し物足りない

何が物足りないのかも分からないけど…

なんだろう。この感覚は…。
俺はまたチラッと…いやガッツリ見る。

あなたは気づかない。

ズキッ…
まただ。この感覚…。

一体なんだろう
マサイ
マサイ
はぁ…
小さくため息をついた
あなた
あなた
どうしたの?体調悪い?
その小さなため息にあなたは気づいた

体調が悪いわけでも深刻な悩みがある訳でもない…

ただこの気持ちの正体が分からないから…
マサイ
マサイ
ううん。大丈夫だよ。
あなた
あなた
そっか!
そう言ってあなたはまたノートに視線を移す
俺は本に集中しようと思ったけど

なぜかできない。
あなたのことが気が気でなかった。
勉強でわからない問題があるんじゃないかっていう不安…ではない。

自分でも理解できないこの気持ちに不安が募る
あなた
あなた
マサイ~!終わったよ!
そう言いながらあなたは俺の元に駆け寄ってきた
あなた
あなた
教えて欲しいって言ったのに、結局分からないところなくて…ごめんね?
マサイ
マサイ
ううん。全然大丈夫。
それはそれで良かったんじゃないか?
あなた
あなた
うん!
あなたはリビングに戻るために俺の前をスタスタと歩く
俺もあなたのうしろを歩く
リビングに戻ってソファに腰掛ける
あなた
あなた
ねぇ、マサイ…?
マサイ
マサイ
ん?
あなたは少し離れたイスに座って俺を呼ぶ
あなた
あなた
ギューってしてっ!
そう言いながら両手を広げるあなた
マサイ
マサイ
ん。
俺はソファから立ち上がってあなたの元へ向かう

向かってる途中にあなたはイスから立ち上がった
あなたの髪の毛から香るほのかな甘い匂いが
俺の気持ちを落ち着かせる
トクンッ__

俺の胸が鳴る。これだ。

俺が求めていたものは…
あなたとの触れ合い…

少しだけでいいから触れたかった。

あなたの肌に…温もりに…
その全てを包みたかった
マサイ
マサイ
………すき…
あなた
あなた
……。私も
マサイ
マサイ
安心する。これ。
あなた
あなた
うん。私もすっごく安心する。
今のこの気持ちに不安なんか1ミリもなくて

ただただ安心感でいっぱいだった
マサイ
マサイ
なんかよくわからないけど俺、さっき不安だった
あなた
あなた
不安?
何となく、さっきの気持ちを打ち明けたくなった
マサイ
マサイ
あなたに触れてない時間が、嫌だった
あなた
あなた
じゃあ、今いっぱい触れないと!
そう言って背中に回している手に力を込める
マサイ
マサイ
あなたの瞳に俺が映ってないのが嫌だった。
あなた
あなた
いつでも映ってるよ?
私の瞳にはマサイしか映ってないからね?
マサイ
マサイ
うん。ありがと。
俺もだから。
あなたの言葉にさらに安心する。

この時間が好き。大好き。
あなた
あなた
うん!
あなたの言葉はいつも俺の心にスっと入ってきて不安を取り除いてくれる。

俺もあなたの不安を少しでも取り除けてるのかな
あなた
あなた
私もね実はさっき、なんか物足りないなーって思ってたの
俺の腕の中でそう言う
マサイ
マサイ
え?
あなた
あなた
こないだは…マサイが私の隣にいたから何も無かったけど。
今日はなんか違かったな~って。
あなた
あなた
だから私はマサイとのこの時間が大好きなの!この時間を大切にしたい!
あなた
あなた
マサイでいっぱいになりたい。
もう私ね…?
マサイとしか恋はできないから。
そんなことを言われてしまったら

俺だってそうだ。

俺だって…あなたとしか恋はできない。

というか、あなたとしか恋をしたくない。
マサイ
マサイ
俺だってそうだよ。
あなたとしか恋は出来ない。
って言うかあなた以外としたくない。
あなた
あなた
マサイは私の不安をいつも取り除いてくれる…。
私もマサイの不安を少しでも取り除けてるかな?
さっきから同じことを考えている俺とあなた。
ほんとに以心伝心と言う言葉がピッタリだ。
マサイ
マサイ
取り除けてる…。
俺もあなたの不安を取り除けてるなら嬉しい。
俺はあなたの頬に自分の頬をくっつける
あなたの体温が頬をつたって伝わってくる
あなたと俺は少しだけ体が離れた
あなたは俺の頬に手を当てて

ニコッと微笑んだ
あなた
あなた
この瞬間が…好き。大好き。
俺もあなたの頬に手を当てた
その瞬間、俺はあなたの唇に自分の唇を重ねる
あなたの頬から熱が伝わる

お互い目を閉じているから表情はわからない
だから俺は今のこの幸せを噛み締めていたい
この先にどんな大きな壁が俺たちに立ち向かってきても必ず乗り越えてみせる
俺は唇を離した

鼻の先が触れ合うくらいの距離
マサイ
マサイ
俺はあなたのために生きる。
あなたに全てをあげる。
だからあなたも俺のために生きて。
俺はあなたの全てがほしい
俺はそっと目を閉じた

あなたの返事が怖かった。

もしも、拒絶されたら…。

考えたくもないことが頭の中に駆け巡る
あなた
あなた
大丈夫。
マサイ
マサイ
え?
あなた
あなた
私はマサイのために生きてる。
マサイに私の全てをあげる。
俺は目を見開いた

まさかそんな答えが返ってくるとは思ってなかった
あなた
あなた
マサイは…私の全てだから。
私をどん底から引き上げてくれたのも、暗闇から光をくれたのも、全部全部マサイだった。
あなた
あなた
だから私はあの時、あの瞬間から…マサイに全てを捧げようって決めた。
少しだけ目を伏せてそう言うあなたは

泣きそうだった。
マサイ
マサイ
俺の人生はあなたのもの同然だから。
あなたが悲しい時も嬉しい時もどんな時でもそばにいる。
だから泣かないで…。
あなたが見つけた光は偉大なものだから。
コクリと頷くあなたの目から

一筋の涙が伝う。
俺はそれを拭うようにして頬に手を当てた
俺の肩に顔を埋めるあなた。

このままずっとこうしていたい…

そう思った