第35話

拉致
2,315
2019/02/07 07:12
~次の日~
あなた
あなた
( * _  _ )z z Z
マサイ
マサイ
(。´-д-)。o○Zzz
カチャ…ガチャ…キィィー
スタッスタッ
カチャ...キィ
カチッ…ヴーヴーン
バチバチっバチっ
あなた
あなた
うぁっ!
マサイ
マサイ
えっ…?
バチバチっバチバチっ
マサイ
マサイ
うぁ!うっ…
七尾…和樹………?
俺の意識はそこで途切れた
マサイ
マサイ
う…
うっすら目を開けるとそこには広がっていたのは…
マサイ
マサイ
どこだ…?
倉庫らしき所だった。

ありとあらゆる所に鉄パイプやら空き缶…

それに、血の跡…?
マサイ
マサイ
あなた…!?
俺の数メートル先にある一つだけとても豪華なソファに横たわっているのは…確かにあなただった。
七尾和樹
やっと起きたのー?
マサイ
マサイ
和樹…!
スリスリ
七尾和樹
寝顔も可愛いって罪だよなー
マサイ
マサイ
触んな!!
七尾和樹
ガハハハッ!!
手足が縛られてるお前に何ができんだよ!
和樹は俺を嘲笑う
マサイ
マサイ
くそっ!!
その時
あなた
あなた
んっ
あなた
あなた
きゃ!!!なにこれ!?
ガッシャンガシャン!!
七尾和樹
目が覚めたみたいだね~
あなた
あなた
な、なんであなたが!?
マサイ
マサイ
あなた!!大丈夫か!?
あなた
あなた
マサイ…!!どーゆーこと!?
七尾和樹
ゴタゴタうっせんだよ!!!
ビクッ
あなたは肩を震わせて和樹を見る

その目は恐怖に怯えていた

今すぐ助けに行きたい…!!

でも、こんなんじゃ、なにもできねぇよ!
七尾和樹
俺が、今からあいつなんかより可愛がってあげるからね?
あなた
あなた
いやっ!!やめて!
和樹はあなたのボタンを1つずつ外していく
マサイ
マサイ
やめろ!!!触るな!
あなた
あなた
嫌!!やめて!触らないで!
あなたは目に涙を浮かべていた
七尾和樹
いいね、その涙~。そそられるよー
マサイ
マサイ
やめろって言ってんだろ!!聞こえねぇのかよ!!
七尾和樹
うるせぇっつってんだろ!?あぁ!?
七尾和樹はマサイに殴りかかった
あなた
あなた
いやぁぁ!!やめてぇぇ!!
バキッ!!
マサイ
マサイ
うっ!
七尾和樹
黙って、見てろ
口の中に広がる味と鼻を突き刺すように香るこの匂い…血だ。

俺はこのまま見届けることしか出来ないのか?
あなた
あなた
やめて!!
七尾和樹
じゃーあなたちゃん。ヤろっか?
あなた
あなた
いや!!やめて!
和樹はあなたのボタンを外し終え、あなたの下着が露になる
すると、クビレを触る
あなた
あなた
ひっ…!!や、やめて!!
七尾和樹
なにー?触っただけだよー?感じてるの?
あなた
あなた
そんなんじゃない!!
触らないで!
マサイ
マサイ
七尾!!!!!
七尾和樹
んだよ
マサイ
マサイ
あなたに触るぐらいなら、俺を殴れ!!
七尾和樹
ほっほー、いい度胸してんじゃねぇか!
和樹は、指をボキボキっとならす
あなた
あなた
マサイ!!そんなのダメ!
マサイを傷つけないで!
七尾和樹
2人して惨めだな!!ガハハハッ!!
笑わせんな!
あなた
あなた
笑わせてなんかない!
本気だよ!
和樹はあなたの方によった
七尾和樹
じゃあ今から存分に可愛がってあげるよ
マサイ
マサイ
触んじゃねぇよ!!!
和樹はあなたの太ももに手をかけた
あなた
あなた
やっ…!!やだ!
七尾和樹
抗うくらいじゃないと、興奮しないからね~
和樹の顔が近ずいてくる

キスされる…!!

そう思って顔を思い切り背ける
すると、首元にキスをしてきた

チクッ
あなた
あなた
いたっ……
マサイ
マサイ
ふざけんな!!
七尾和樹
ちゃんと、見てろよ?
俺に犯されるお前の彼女を…。
和樹があなたのブラホックに手をかけた時…
シルク
シルク
それ以上触ったら警察呼ぶよーん
七尾和樹
あ?
マサイ
マサイ
シルク!!
あなた
あなた
シル…ク!
七尾和樹
とっとと出てけよ。邪魔だ
シルク
シルク
俺の大切な大切な仲間が拘束されてるの見て、で行くばかが…どこにいんだよ!?
あぁ!?
七尾和樹
やんのか?てめぇ
シルク
シルク
あなたの前だ。
お前になんか手を出す必要もねぇ。
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
俺がやっていいー?
シルクの後ろからひょいっと顔を出したのは龍だった
あなた
あなた
龍!
シルク
シルク
俺があたなとマサイを助けるから、よろしく
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
りょーかい!
スタスタスタ…
七尾和樹
おい
シルク
シルク
なにか?
シルクが通る道を遮ったのは七尾和樹だった
七尾和樹
誰が、通すって行ったよぉ!?
七尾和樹はシルクに殴りかかった
あなた
あなた
シルク…!!
私は目をギュッと瞑った
バキッ!!バタ…
恐る恐る目を開けると、倒れているのは七尾和樹だった
シルク
シルク
んだよ、こいつ。くそ弱いじゃん
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
俺の出番がー
シルク
シルク
まぁまぁ、あなたのロープ外してやれ
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
おう!
シルク
シルク
マサイー大丈夫か…ってお前、殴られたのか?
マサイ
マサイ
あぁ。大丈夫だ。こんなのあなたの心の傷に比べたら…
あなた
あなた
りゅ……う…ひっく…。
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
怖かったよな…もう大丈夫だ
あなた
あなた
助けに来てくれて…うっありがとう…ひっく
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
あったりめぇーだ!
龍は笑顔でピースをした
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
ほら、ボタンして…
あなた
あなた
あっ
わ、忘れてた!!

脱がされてたんじゃん!!私!

恥ずかしい!
あなた
あなた
み、見ないで!
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
今更恥ずかしがるなよw

見てないから着ろw
私は恥ずかしすぎて言葉にならない思いを隠しながらボタンをしめる
マサイ
マサイ
あなた…
あなた
あなた
マサイ…!!
私はマサイの胸に飛び込んだ
マサイ
マサイ
おわっ
あなた
あなた
マサイ……ごめ…んっひっく…私のせいで…っ
マサイ
マサイ
あなたのせいじゃない…
あなたを守れなくて、ごめんな…
マサイは私をギュッと抱きしめた
あなた
あなた
そんなことない…
マサイこそ、痛かったよね…ごめん…
マサイ
マサイ
こんなの、痛くねぇよ…
ほんとに無事で良かった…
あなた
あなた
マサイこそ、無事で良かったよ…
私はマサイを抱きしめる腕に力を込めた
マサイもギュッと強く抱き締めてくれた
はっ………
俺はバッとあなたを離して、首元を見る

やっぱり…
あなた
あなた
え?
あなた
あなた
マサ…
マサイの顔が近ずいてきて、首元にキスをする
チクッと鋭い痛みが走る

さっきと同じ感覚…
あなた
あなた
いっ…
マサイは私の声に気づいているけどやめようとしない。

やめるというより、逆側の首元にもキスをした。

そこからも痛みが走る
マサイ
マサイ
あんなやつのキスマがあなたについてるのは困るんだよ
私はそこで初めて知った。

あの時、七尾和樹にされたのはキスマークを付けられたのだ。と。

考えただけで鳥肌が立つ
でも、それをマサイが消してくれてるのだと考えるととても嬉しくなった
あなた
あなた
マサイ…
マサイ
マサイ
なに?
あなた
あなた
首だけじゃなくて、口にもして…
マサイ
マサイ
……!?
マサイは目をまん丸にしている
あなた
あなた
嘘です…忘れてください…。
マサイ
マサイ
ばかか。忘れられるほうが天才だ…
そう言って、キスをしてくれる
あなた
あなた
んっ
何度も何度も角度を変えてキスをしてくる
あなた
あなた
ん……ふ…くる……し…っ
マサイ
マサイ
あなたがしろって言ったんじゃん
あなた
あなた
一瞬でいいのに!!
マサイのとろけそうなキスに溺れてしまっている私
マサイ
マサイ
もっかい…
そして再び落ちてくるマサイの唇
あなた
あなた
んん!
あなた
あなた
マサイのバカ…
マサイ
マサイ
同レベだ…w
あなた
あなた
ふんっ
私はマサイに抱きついた
あなた
あなた
大好き…
マサイ
マサイ
俺も…
マサイは抱き締め返してくれた
マサイ
マサイ
シルク~終わったーってそいつどーする?
シルク
シルク
今、警察呼んだから大丈夫!!
シルクはそう言ってグッと親指を見せる
ピーポーピーポー

遠くからサイレンの音が聞こえた。

七尾和樹は2度目の逮捕により無期懲役となった。

私たちは事情聴取などでなんだかんだで夜中になっていた
あなた
あなた
シルク!龍!
お礼を言うために2人を呼んだ
シルク
シルク
ん?
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
ん?
あなた
あなた
ほんとに、助けてくれてありがとう!
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
お礼を言うことじゃねーよ!!
兄妹なんだから、助けるのは当たり前だろ?
シルク
シルク
ほんとだよ!
危なかっただろ?
あなた
あなた
あのままだったら私…
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
すぐに来てやれなくて、悪かった…
あなた
あなた
龍が謝ることじゃないよ!!
なんで龍が謝るんだろう…

助けてくれたのに…
マサイ
マサイ
俺からも…ほんとに、ありがとう!
シルク
シルク
いいってそんな!w
あなた
あなた
でも、なんで私たちの居場所がわかったの?
シルク
シルク
うっ、そ、それはー
シルクが何かを隠していることは一瞬でわかった

シルクが龍のことをちらっと見た
あなた
あなた
龍!なんで?
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
じ、実は…GPSを…つけてて…
ご、ごめん!!万が一のためだったんだ!
ほんとにごめん!
あなた
あなた
GPS!?!?
そんなのいつ付けたの!?
碧島 龍(みどりじま りゅう)
碧島 龍(みどりじま りゅう)
初めて家に行った時…です。
あなた
あなた
うっそ!?知らなかったー!
そんなに私危なっかしいかな!?
マサイ
マサイ
まぁ、あなたは危なっかしいからつけてて正解だなw
エスパーか!!

と私は心の中で突っ込んだ
あなた
あなた
まぁでも今回はそれで助かったから、大目に見ます…
シルク
シルク
さんきゅーなー!!
みんなは私とマサイの家に泊まることになった

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