第32話

報告
2,086
2021/12/07 06:13
僕は今日安元さんたちを集めた




もちろん江口さんがあなたちゃんにしたことの報告
今は安元さんたちを待っている





あれは流石におかしいと思った


僕が部屋に入ったとき、あなたちゃんは花ちゃんと抱きしめ合っていた
それを見て僕は思っちゃったんだ







僕たちが頑張ってるのにどうしてあなたちゃんは監禁側の人と抱きしめあってるの?って




そのまま言ってしまった
西山宏太朗
あなたちゃんはいいよね、そこでただ座ってればご飯貰えて起きて寝ての繰り返し楽そうだね
西山宏太朗
ちゃんと…ちゃんと僕たちのことも考えてよ!
僕は自分の思ったことをそのまま言ってしまった




数十分前まであなたちゃんがどんなことをされていたのかどんな思いをしていたのか今どんな顔をしているのかも知らずに……………………いや、知ろうともせずに


あなたちゃんに私のことも考えても言われてはっとした
そのときのあなたちゃんは痛みと恐怖と怒りと不安




そして




少し安心したような顔をしていた




カッターで切られ首を絞められた痛み、今までとはレベルが違う恐怖、僕に楽そうと言われた怒り、またされるんじゃないかという不安



僕が来たという安心


大きすぎる不安を抱えた好きな子に僕はなんてことを言ったんだろう

自分で自分を殴りたい
安元洋貴
西山ー!
自分に怒っていると安元さんたちが来た
代永翼
待たせてごめんね
西山宏太朗
いえ、全然大丈夫です
斉藤壮馬
今日はどうしたの?
西山宏太朗
実は江口さんがあなたちゃんのことをカッターで切って……その後に首をしめたんです
西山宏太朗
その姿を写真にまで撮って………
安元洋貴
は?!?!今までとはレベルが違うだろ!
代永翼
首………絶対苦しかったよね
斉藤壮馬
女の子の腕に傷を付けるなんて………
西山宏太朗
あなたちゃん…怖かったはずなのに僕それに気づかずに酷いこと言っちゃった………
斉藤壮馬
そっか………
安元洋貴
西山も焦ってんだよな………
西山宏太朗
あの…僕もう見てられないんです
代永翼
??
西山宏太朗
もう、助けたいんです
西山宏太朗
待ってられません
代永翼
……………もう助けたいのは僕も同じ
代永翼
2人はどう思う?
安元洋貴
俺も……助けたい。ただ聞いてるだけなんて出来ない
斉藤壮馬
僕も同じ。これ以上あなたちゃんに苦しい思いしてほしくない
そこから話は早かった


奇跡的に監禁側で僕だけが休みの日があったからその日に僕が家に監禁側の人たちが帰って来ないか見張って安元さんと代永さんがあなたちゃんを救出する。そして壮馬の家まで連れていったら救出成功だ




最後にみんなで頑張ろうと言い合ってその日は解散した
なかなか投稿出来てなくてすみません!



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