第3話

すれ違い
964
2021/02/09 11:21

リドルside
リドル
あぁ……彼女は何故あんなに可愛いのだろう
あの後、あなたと苺のタルトを食べて、少し雑談をしたあと別れた。


苺のタルトを美味しそうに頬張る顔も





雑談をしている時に積極的に話題を振ってくれたのも




笑顔で僕の名前を読んでくれたのも

リドル
やっぱり好きだ……
一瞬で恋だとわかった




彼女だけは諦めない。



絶対に 僕のもの にしてみせるから
リドル
あなたも僕が好きだといいのに。




そう簡単にいくわけがないのだけれど


そう思ってしまう。




リドル
この 片想い が早く終わりますように








あなたside
貴方
かっこよかったなぁ
作った甲斐があったな



苺のタルト。
本当は何回も失敗して





作り直して。






正直大変だった。




でも





リドル寮長が喜んでくれるなら






私はなんでもいい。









貴方
やっば。私、こんなにリドル寮長の事が好きなんだ。
私がこんなに男性を好きになる事はないだろう。



でも彼は






私を夢中にさせた
貴方
ほんと、罪なひと。
絶対に好きにさせてみせます





リドル寮長。

プリ小説オーディオドラマ