そして 、私達 は 中学生 と なった 。
昔 から ずっと 変わらない
私 の 朝 の コール 。
でも 、1つ 変わった 。
玲於 の 態度 が 変わりました 。
思春期男子 ということも あるのか
とても 冷たくなっちゃった 。
すっかり 背 も 大きくなって
私 を 上から 見てくる 。
足 の 長さ も 玲於 の 方 が 長いから
歩幅 も 違って 。
いつも 、私 に 合わせていた
玲於 は いつしか 自分 の ペース で
歩くように なっていて なんか 悔しい 。
なんて 、言っても
いつも ヘッドホン してるし
絶対 聞いてくれない 。
私 は 速度 を 遅めた 。
すると
ムカつく… 。
玲於 の ところ に 走って 行く 。
ほんと ムカつく 。
0.5秒 しか 変わらないでしょ !
と言うと
ヘッドホン を 付け直す 。
今 、玲於 の 頭 の 中 は 音楽 モード 。
なんて 、小声 で 言った 。
玲於 は 気づく 要素 も 無く 前 を 見てる 。
私 だけが 知っていた
玲於 は どこ行ったの … ?
学校 でも 玲於 は モテる 。
クラス も 違う から
私 が 知らないこと だって たくさん ある 。
いつも 一緒 だったから
私 が わからない事 が 増えてくると
何故か 、モヤモヤ してしまう 。
私 は 立ち止まった 。
すると 玲於 が 振り返って
しっかり ヘッドホン も 取ってくれる 。
呆れた顔 。
私 が 知ってる 玲於 じゃ ない 。
もう 、戻らないんだ 。
仕方ない 。
玲於 を 抜かして 歩いた 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!