玲於 に 話 が ある と 言われ
食器 の 片付け も 終わり
部屋 に 戻ると 玲於 が 私 の 机 を
探っていた 。
こんな 汚い 机 見て欲しくない 。
私 も ちょっと 言いすぎた かな …
謝っておこ …
は 、腹立つ …
謝ろう と してた 自分 が 馬鹿みたい 。
散らばっていた プリント を
かき集めて 整える 。
と 、上目遣い で 聞いてくる 玲於 は
怒っていても 、怒れない 。
何も 言い返せない 。
玲於 は しょぼん と していて
ほんと に 落ち込んでる 。
私 は 玲於 の 前 に 座った 。
元カノ … ?
私 、彼女 いたなんて 聞いてない 。
じゃあ 、玲於 に 彼女 は いないの … ?
安心 …
なんて 感情 も 出てきた 。
涙 も 出てくる 。
ちょっと 照れくさそう に 言う 玲於 は
愛おしく 見える 。
私 は 嬉しくなって
玲於 に 飛びつこうと した 。
玲於 に 頭 を 押された 。
好きな人 … ?
隼
玲於 が ベランダ に 行く時
何のこと … ?
隼 が 分からない …?
玲於 の 言ってる 事 の 方 が
わかんないよ …?
部屋 に 一人 に なった時
さっきまで あった 身体 の 温かさ が
一気 に 冷めきった ─────
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!