隼 に 打ち明けてから
沢山 、相談 に 乗ってもらった 。
男 は 何されたら 嬉しい のか 。
どうしたら 、振り向いて くれるのか 。
沢山 、沢山 聞いてもらった 。
そして 、今 は 隼 と 廊下 を 歩いてる 。
この時 、隼 と 祭り の 時 に
告白 する という 約束 を した 。
それに 隼 も 好きな子 に アプローチ
するみたい 。
だから 、お互い 頑張ろ と 、決めたのだ 。
そんなこと 話してると
玲於 が 向こう から 歩いてくる 。
隼 が 小声 で 言ってくる 。
こんなにも 意識 すると
ドキドキ するんだな … !
玲於 は ヘッドフォン を していて
私達 に 気づいていない 。
隼 が 背中 を 押してくれた 。
はぁ … 。
緊張 する … 。
今まで こんな 気持ち に なった事 ない 。
男子 が 玲於 を 後ろ から 呼んだ 。
それに 応えるように
後ろ を 向いた 。
私 の 声 は 届かなかった 。
悲しかった 。
でも 、今 は 元気 に 見せた 。
私達 は 教室 に 戻った 。
そして 席 に 着いた 。
ほんと 隼 は いつも 励ましてくれて ────
そうだ … !
隼 の 好きな人 って 誰なんだろ 。
アプローチ するって 言ってたけど 。
隼 は ちょっと びっくり してる 。
流した 。
隼 の 好きな人 か ~ 。
気になるな ~ 。
どんな子 なんだろう ~ 。
でも 、私 は いずれ 気づくんだよね 。
たのしみだな 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!