わけっこ

🦊「ん！これ美味しい！」

⛰「俺にもちょうだい」

こんな会話何回聞いただろうか

少しずるい、なんて思うようになってきた

俺はウサンみたいにベタベタするようなキャラでもないし、今更そんなイチャイチャしようなんて誰にも言えない

だからといってツインタワーみたいに独特の入っていけないような距離感だとか世界観だとかそんなものもない

99で唯一、俺だけ余る

⛰「ヨサンイもいる？」

👑「え、あ、いらない、」

ずるいなんて思っているくせに、寄ってくると引いてしまう

🦊「あ！そうだ、ヨサンイがこの前気になるって言ってた本貸すよ！待ってて！」

⛰「え、どんなの俺も今度貸して」

パタパタと2人で戻っていく

👑「本…どんなのだっけ。」

実際そんな話覚えていなかった。確かにしたような気もするが。

🦊「あった！！これでしょ？」

👑「…うん、ありがとう」

本を受け取って部屋に戻る

表紙は取ってあって、少し角が潰れている

まあ、ウヨンらしいと言えばウヨンらしいけど。

することもないので早速読む

普通の恋愛小説、と言ったところか。

2人の男の仲がいいことに嫉妬した女が2人の関係を崩そうとするが…みたいな話。

ほんとうにくだらない、なんていつもなら思うけど今は自分もそうなりかねないので呑気なことは言えなかった

しばらく没頭していたらしい、窓の外は暗くて針は既に20時を指していた。

👑「全部読んじゃったや、」

忘れる前にさっさと返しに行こうとリビングに向かう

👑「ウヨンア？」

誰の姿もなく、玄関に行ってみたら俺以外の靴がない

飯でも行ったのだろうか？

ふとカトクを見るとすごい量の通知がたまっていた

全部グループからのもので、起きないなら置いていくぞ、とか店の情報が送られていた

仕方ないので支度をしてその店に向かう

店でもウサンはイチャイチャして、食べさせあったりくっついてみたり。

🐿「ヨサンア〜！食え食え！」

この絶妙に空気の読めないヒョンが無理矢理口に突っ込んでくる

酔っ払ってんのか？

🐻「おじさんのノリはキツイですよ〜。あ、すみません、お水ください…えっと、6つ。」

ああ、なるほど。俺とジョンホ以外は酔っているらしい。

🌟「ホンジュンア〜、、おまえは俺の友達だよなあ、？」

🐿「他にも友達いるくせに！！」

🦈「ゆのや〜！！」

🐶「やー、うるさいよ」

🐻「ほらヒョンたち水飲んで！！」

いつもなら一緒になって酒を飲むところだが、そんな気分にはなれない。

家に帰ってそれぞれ部屋に戻る

🦊「ヨサンア、ちょっと来て」

さっきより酔いが覚めた様なウヨンイが俺を呼ぶ。

👑「なに？」

断る理由もなかったのでウヨンイに着いていく。

⛰「あ、来た」

この猫はまだ酔いが覚めてないのか、上裸でいる。

👑「…ほんとになに？眠いから寝たいんだけど。」

🦊「羨ましいんでしょ。」

唐突に言われた言葉。

図星を突かれる。

答えられないでいる俺にサニが続く。

⛰「いつも俺らのこと羨ましそうに見てたよね」

そういうと俺の目の前でキスをした

🦊「俺ら決めてんの。好きな物は共有しようって」

だからなんだよ。

⛰「まあ、ヨサンイもその対象ってことだよね。」

👑「…は？」

👑「やぅっ、や、♡むぃ、っ、♡」

ここまでのことは特に覚えていない。

あのあと、いきなり押し倒されてそのまま2人に食われた。

🦊「思ってた通り可愛い〜♡」

⛰「ヨサンア〜、まだへばってんなよ？」

👑「や"っ、♡あ、♡たたかにゃいでっ♡」

ウヨンイにはこれでもかと甘くされて、サニには何度も尻を叩かれる

ふたつの快感が体を突き抜ける

堕ちてやるもんか、なんて意地を張っていたつもりがいつの間にか2人を求めていた

👑「もっと♡さなぁっ♡うよいっ、♡」

⛰「可愛いねヨサンア。もう俺たちのものだよ」

🦊「毎日俺らときもちいことわけっこしようね？」

👑「するっ、♡んぁ"っ♡ぃぐ、♡」

⛰「ヨサンア〜」

🦊「ヨサンイ、きょうもね？♡」

👑「やだ」

⛰「そんなこと言って、好きなくせに」

👑「みみっ、やめて、」

🦊「今日もいーっぱい甘やかしてあげるよ？」

⛰「お前叩かれんの好きだろ？」

👑「、わかったよ…」

こうやって、ウサンに押されまくって断れない日々が続いたがどこか喜んでいる自分がいた。