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第4話

Let me know.
空条 流花
空条 流花
うーん…。悩みを解決する店、ではないんだけどね。
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
……え?


私みたい、と言いながら笑う空条さん。


もし“悩みを解決してくれる店”じゃないのなら

私はどう───



…いや、それはそれで良かったのかも。


久遠 彼方
久遠 彼方
まあ、そう言うのが1番いいんじゃないかな。
間違ってはいないと思うよ?俺は。
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
…それってどういうことですか?





私が聞くと、久遠さんは

私の後ろ───否、沢山のレコードを見ながら言った。
久遠 彼方
久遠 彼方
ここは「音色屋」
お客さんそれぞれに合った“音色”を聞くことの出来る店なんだ。
空条 流花
空条 流花
なーにかっこつけちゃってんのさ?
久遠 彼方
久遠 彼方
いいじゃん久しぶりのお客さんだよ?


それぞれに合った………“音色”?


レコードの中から私が好きそうなものを選んで聞かせる…ってことだろうか。




そんなんじゃ悩みなんて解決出来ないよ───。

…こんなこと思ったら失礼だよね。


元々私からここに来たんだから。

久遠 彼方
久遠 彼方
そんなんじゃ悩みは解決出来ない…って思ったでしょ
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
っ!ごめんなさ……


久遠さんに本心を当てられ、

思わず頭を下げようとする。



が、空条さんに笑いながら言われた。
空条 流花
空条 流花
大丈夫、謝らなくていいよ。
私たちもそう思ったから。



“私たちもそう思った”?


その言葉に引っかかったが、安心した時に気が抜けて

尋ねることが出来なかった。


空条 流花
空条 流花
悩みは絶対解決するよ。
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
絶対…ですか?
空条 流花
空条 流花
そう、絶対。
…やってみる?今なら初回限定で無料。
久遠 彼方
久遠 彼方
いつも無料だけどね~。

にっ、と笑う空条さんの言葉に嘘は無さそう。


じゃあ、少しだけやってみようかな…。



黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
やって…みたいです。
空条 流花
空条 流花
よーしそこまで言うならやりましょう!!
カナタ、準備して!
久遠 彼方
久遠 彼方
おっけー。
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
……そんなに言ってないですけど


え?じゃあやめる?と聞いてくる空条さんに、やめません、と返す。


この人…わかってて聞いてるな……。



お茶を飲む空条さんをじとーっと見ながら待っていると、

久遠さんが何か大きいものを持って帰ってきた。

黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
…レコードプレーヤー?
空条 流花
空条 流花
そ。まだ使わないから気にしないで。

机に置かれた“それ”はレコードがセットされていないレコードプレーヤ―。


久しぶりに見た、と手を伸ばしかけたが、

我に返り、手を引っ込める。




久遠さんが空条さんの隣に座ると、

空条さんが言った。
空条 流花
空条 流花
最初にさ、良かったら私たちに
悩みを教えてくれない?



───《教えてくれない?》