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第9話

Epilogue.





──蒼芭が帰ってすぐの“音色屋”


2人しかいないというのに、店内は騒がしい。



店員の流花と彼方が話すのは、もちろん蒼芭のことだ。




空条 流花
空条 流花
アオバなら言うと思ったー!
私とカナタとおんなじじゃーん。
久遠 彼方
久遠 彼方
俺が“手続き”しとくよ。
ルカさん、出来なさそうだし。
空条 流花
空条 流花
失礼な!

そう言って彼方が机の引き出しから出したのは


「店員雇用書」

と書かれた1枚の紙。



一緒に取り出したペンで彼方は紙に

“黒月 アオバ”


と書いた。
久遠 彼方
久遠 彼方
名字ってこれで合ってると思う?
空条 流花
空条 流花
多分これ。きっと。多分。

信用出来ねえ…と笑う彼方。


数秒後に流花に殴られていた。
久遠 彼方
久遠 彼方
…これでアオバ、いつでも来れるようになるね。
空条 流花
空条 流花
そうだね。



笑い合う2人。




そう、ここは「音色屋」



“心”に異変が起こっている者…“悩み”がある人だけが来ることのできる店。


店員は、1度ここに来た者で構成されており、店員になるにはその人の許可が必要だ。




“ここにもう1度来たい”




その蒼芭の思いを聞き、2人はこうすることにしたのだ。

悩みの無い蒼芭は、こうしない限り、2度とここには来られないから。




どこにあるのかも、

いつあいているのかも、


何もわからない。





悩みがあるならいつでもご来店ください。

あなたに合う“音色”は、必ず悩みを解決してくれます。



それに、きっとその時にはこの店に1人、店員が増えている頃でしょうから、ね。