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第8話

May i come again.
久遠 彼方
久遠 彼方
忘れ物ない?
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
大丈夫です!


ここは「音色屋」の店先。


私はドアの前に中学の鞄を持って立っていた。




空条 流花
空条 流花
もっとゆっくりしてってもいいのに。
久遠 彼方
久遠 彼方
ここ店だからね?
ルカさんの家じゃないからね?
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
友達が私のこと、探してると思うんです。
もっといたいけど、行かなきゃ。


そう笑って言うと、空条さんは名残惜しそうに笑った。


会ってそんなに経っていないのに、ずっと前から一緒にいたような気さえする。




それだけこの人たちといると、楽しかったってことだろう。


久遠 彼方
久遠 彼方
このままだとルカさんが喋り続けて
帰れなくなりそうだから、俺言うね。

空条さんが私に近づいてくるのを

服を引っ張って止めた久遠さん。


そしてにこ、と笑って言った。

久遠 彼方
久遠 彼方
バイバイ。


思わずさよなら、と返そうとしたが、   やめた。


私が言いたいのはこれじゃなかった。








私が言いたいのは───
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
また来てもいいですか?

自分の意見を言うのが苦手だった私。


それはきっと、自分の意見を否定されそうで怖かったから。



おばあちゃんに自分の夢を言えなかったのも。

なりたかったのにそれを諦めようとしたことも。


でも、今なら。
空条 流花
空条 流花
ふふっ、カナタってば、
言う言葉間違えてるよ!
久遠 彼方
久遠 彼方
あ、そっか。間違えた。
じゃあもう1回ね。よく聞いてよ。


サァァッと風がふき、


髪が揺れた。











久遠 彼方
久遠 彼方
またのご来店を、
空条 流花
空条 流花
お待ちしております!



久しぶりに、こんな笑顔になったと思う。



嬉しくて、

安心した。





嬉し涙をぐっと堪え、私は店の中で笑う2人に頭を下げた。

















─────頭を上げた時には、もうそこはいつもの道だった。
篠田 夏
あ~!!どこ行ってたの!?
てかどっから出てきたの!?



少し遠くから走ってくる夏。


私はへへっ、と笑い、言うのだった。
黒月 蒼芭
黒月 蒼芭
秘密!!








───《また来てもいい?》