第51話

第50話
390
2026/04/12 09:00 更新
期間が空いたので前回のあらすじ

フィリックスが手術前の自分の日記をきっかけに記憶が少し戻ったが

ヒョンジンに会うことができずバンチャンに誘拐されてしまう



次に目が覚めた時は針が零時を回っていた




FELIX
FELIX
...、


覚め切らない目を必死に開けながら壁をつたって暗い廊下へと出る






さっきとは違って廊下が静かだった









HYUNJI
HYUNJI
りくす

FELIX
FELIX
、!?


誰かに声をかけられすぐさま後ろを振り返る



FELIX
FELIX
っ、じなぁ
HYUNJI
HYUNJI
大丈夫?怪我...してない?
FELIX
FELIX
してない、僕は大丈夫...
FELIX
FELIX
どうしてここに?
HYUNJI
HYUNJI
リクスを助けにきた
FELIX
FELIX
ッ...ㅠ
HYUNJI
HYUNJI
リクス、早くここから逃げよう
HYUNJI
HYUNJI
いつバンチャンに気づかれるかわからない
FELIX
FELIX
うんッ….


ジナに差し出された手をゆっくりと受け取る




その手は、少し冷たかった



HYUNJI
HYUNJI
さあ、行こう


暗い廊下をジナのライトを頼りに進む


HYUNJI
HYUNJI
ここを出たら外だ、
HYUNJI
HYUNJI
その格好じゃ寒いからこれを着て、


ジナは僕にコートを優しく着せた


FELIX
FELIX
ありがと、…



ドアを開けるとそこには積もった雪に降り続ける雪







山奥だった








見る限り、街の明かりはありそうにない












HYUNJI
HYUNJI
ここを降りれば車が待ってる
HYUNJI
HYUNJI
さぁ、行こう
FELIX
FELIX
うん、じな



歩き進めていくうちにお互いの頬はどんどんと赤くなる






繋いだ手からしか温度は感じられない程だった





FELIX
FELIX
じな...
FELIX
FELIX
僕、全部を思い出したわけじゃないけど...
FELIX
FELIX
少しだけ、思い出したよ



凍りついた口をゆっくりと動かす


HYUNJI
HYUNJI
そっか、よかった..ㅎ



その言葉に、ジナは安堵の笑みを浮かべる


FELIX
FELIX
ねぇ、ッ
FELIX
FELIX
怪我してるの?


白い雪の上に真っ赤な雫が落ちたのを見逃さなかった


HYUNJI
HYUNJI
大丈夫
FELIX
FELIX
辛そうだよッ
HYUNJI
HYUNJI
ここにくる前、車に轢かれちゃって
HYUNJI
HYUNJI
病院から抜け出してきちゃった
FELIX
FELIX
僕、知ったのッ
FELIX
FELIX
ジナが、どんな存在か
FELIX
FELIX
誤解したことを、後悔してる
FELIX
FELIX
だから、僕も連れてってッ
HYUNJI
HYUNJI
...ㅎ



その時、強い光と共にプロペラの音が聞こえる



HYUNJI
HYUNJI
ヘリだ、
FELIX
FELIX
よかっt
BANG CHAN
BANG CHAN
なぜ、そこにいる!



声の主はバンチャンだった


FELIX
FELIX
ちゃにひょん"...
BANG CHAN
BANG CHAN
こっちに来い
BANG CHAN
BANG CHAN
そうすれば
BANG CHAN
BANG CHAN
すべて目をつぶる
BANG CHAN
BANG CHAN
一緒に行く約束だ
FELIX
FELIX
悪いけど、あり得ないッ
FELIX
FELIX
覚えてなくても
FELIX
FELIX
ヒョンを嫌う訳が分かった
BANG CHAN
BANG CHAN
お前のせいで、
BANG CHAN
BANG CHAN
俺の人生メチャクチャだッ
HYUNJI
HYUNJI
もうやめろ!
HYUNJI
HYUNJI
バンチャン!!
FELIX
FELIX
目を覚ましてッ
FELIX
FELIX
死んでも行かない...
BANG CHAN
BANG CHAN
本当に?




そう、不敵な笑みを浮かべて





ヒョンは右腕に持った銃を僕に構えた






BANG CHAN
BANG CHAN
ヨンボガをおいていけない
BANG CHAN
BANG CHAN
たとえ...君を殺してでも...
HYUNJI
HYUNJI
…ッ


警察
クリストファー・バン!!
警察
直ちに銃を下ろしなさい!!!



パトカーが到着し、ヒョンが警察に囲まれる





その瞬間、バンチャンの統は大きく音を出した








FELIX
FELIX
ッッッ!!



せっかく、思い出したのに




死んでしまうのか





涙が雪に染み込んだ時だった




FELIX
FELIX
ジナッッ!?!



僕を庇ってジナが撃たれていた




雪の白さは赤く染まっていく




FELIX
FELIX
じな!?
警察
確保!!
FELIX
FELIX
じなッ!!
警察
容疑者を署に連行しろ
FELIX
FELIX
ジナッッ!!
警察
負傷者を病院に!!
FELIX
FELIX
ジナッッッ!!!!


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