いつもの時間にカフェに行き、
いつものように飲み物を頼んで、
いつもの窓際の席に座って本を読む。
「どうぞ!」
「ありがとうございます、」
この時間帯はお客さんが少なくて定員さんと
二人きりになることが多い
だからたまに話しかけられる、
「今日は何を読んでるんですか?」
「今日は、、、恋愛モノです、」
「面白いですか?」
「はい、」
あー、静かに本読みたいのに、
ってこの頃は思ってたんだけど、、、
数日して、、、
いつもの時間にカフェに行き、
いつものように飲みものを頼んで、
今日は他になにか頼もうかなって
小さくカットされたショートケーキを頼んだ
「これ美味しいですよね!
僕の一番お気に入りなんです!」
ってニコニコしながら言うもんだから
ドキッとしちゃったよね、、、
「あの席好きなんですか?」
「はい、、、」
「いつも座ってるからなにか見えるのかなって
僕も座ってみたんです!
日が当たって暖かくてわんちゃんが散歩してて、、、」
って私と一緒のこと考えてる、、、
それからかな、彼の事が気になりだしたのは、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!