🐰side
ヌナが部屋を出ていった。
また、隠れて泣いているはずだ。
前までは、ここでうるさくして楽しんでたのにね。
こんなにも成長すると変わるものなのかな?
そうだとしたら、SEVENTEENが羨ましいな。
だってあんなに仲良しでみんな明るくて幸せそうな顔をしている。
僕は、ただメンバーと笑って楽しくアイドルをしたかった。
その願いは叶わないんだ。
僕の予想は、後もう少しで防弾少年団は消える。
そしたら、どうしよう。
ヌナを誘って他の事務所を探す?
無理だ。俺にはそんなこと出来ないんだ。
お願いだから防弾少年団は消えないでください。
僕は、気がつくと走っていてテヒョニヒョンの所へ向かってた。
_______________僕が止めないとッ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。