🐰side
おかしい。絶対にあのメイクさんはおかしい。
だってさっきからわざとらしく胸を当ててきたり、胸元がめっちゃめちゃ見える服を着てる。
メイクさんだぞ?おかしすぎる。
🐰『ヌナ~』
🐷『ん?』
🐰『あ、あなたヌナです。』
🐷『あーそうだったのね。』
🐰『あなたには、ジウンさんって呼ぶので』
🐷『えーヌナはダメなの?』
始まった。胸を腕に当ててくる。
🐰『僕、あなたみたいな人嫌いなんです。』
🐷『ふぅーん。あ!テヒョン~!』
うわ。テヒョニヒョンにも胸をあててる。
🐯『は、離れてください///』
🐷『え?なんでェ?』
🐯『そ、その胸が…//』
🐷『興奮しちゃった?』
🐯『な、なわけ!』
🐷『素直じゃないなァー』
そう言ってまた胸をテヒョニヒョンの腕に当てる。
こいつは、絶対確信犯だ。
今すぐ止めないとまたメンバーが変わってしまう。
____________メンバーを必ず守る。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。