🐭side
昨日、ミンギュがあなたを抱っこして連れてきた。
俺は、あなたをおんぶして部屋に行こうとしたら女が出てきた。
しかも、前ヤったことがある女だった。
俺は、自分の部屋に行き、あなたをベッドに寝かせた。
あなた『みんなッ。変わってよッ。』
あいつは、涙を流してそう言ったんだ。
でも、目は閉じたまま…。寝言か?
夢でも、俺達がお前を苦しませてるんだな。
罪悪感に俺は、包まれた。
気づけば朝になっており、あなたが起きた。
俺が女遊びをやめたって言ったら驚いてた。
そりゃあそうだよな。
そしたら、あいつが久しぶりに笑ってくれたんだ。
あなた『ユンギオッパ!ありがとッ。』
泣いて言うから俺まで泣きそうになった。
ホントにごめんな。ずっと苦しませてて。
もう、俺はお前を苦しませないようにする。
だから、俺の一番好きなお前の笑顔を見せてくれ。
お前には笑顔でいてもらいたいんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!