あなたside
私は弱い。何もかも弱い。
ケンカとメンタルだけはいちばん弱い。
でもそんな私が唯一頑張れる場所
メンタルが弱くとも運動するのは好きだ
運動して負けた時は不思議と落ち込まない
逆に頑張ろうって思える
でもある日から想像してたことが始まった
女子)ねぇあなたちゃん?ちょっと来て?
そうして着いたのは体育館裏
女子)お前さ調子乗んなよ
女子)とぼけんな
ボコッ…
バシッ…ボコッ…
女子)今日はここまでにしといてあげる。これ以上されたくなかったら
ジョンハン君と別れてね。
そう言い残して女子は帰っていった
ジョンハンと別れる?嫌だよ…でも別れなきゃ今日みたいな事がおこるのかな…それもそれで嫌だな…
絶える……しかないよな……
さすがに痛いや
保健室行こっと
コンコン🚪
保先)はい?
保先)どうしたのその顔の傷
保先)あら、気をつけてね?
保先)じゃあこれ。消毒ね
保先)はーい。
あーどうしよ。来たばっかだけど帰ろっかな
女子)睨)
これでいい
これでいいんだ
ジョンハンside
そう言った君はどうしてそんなにも悲しい顔をするの?
本当は帰りたくないんじゃないの?
顔の傷だって転んだだけじゃ絶対できなさそうな傷だった
早く家に帰って話したい
女子)ジョンハン君!あなた帰っちゃったね!
どうしてコイツはこんなにも嬉しそうなんだ?
意味わかんね
女子)ねぇジョンハン君、あなたなんかと別れて私と付き合わない?
女子)だってあなたちゃんさ
“ジョンハン君の悪口言ってるよ”
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。