第2話

赤い月
57
2019/12/15 03:21
注意
この話は「シリアス」要素が多く含まれます。
※あくまで劇の台本だということをお忘れなく※
世界観
RISEのメンバーがシェアハウスをしている
詩音さんが冷徹殺人鬼
被害者シツア
深夜です

メンバー内がギスギスしています
それを踏まえた上でどうぞ
ゆっくん
ゆっくん
し、詩音……?
喉が乾いた、そう思って一階に降りたゆっくんが目にしたのは、暗い廊下に一人佇む詩音の姿だ。
詩音
詩音
……ゆっくん
振り返った詩音の顔には、べっとりとした液体がついていた。

なんだろう?

暗いせいでよく見えない。
ゆっくん
ゆっくん
何してるの?
詩音
詩音
なんでもないよ………
ゆっくんは違和感を感じていた。
なにかがおかしい。そんな嫌な予感が。
一歩踏み出したゆっくんの足にぴちゃ、と暖かい液体が触れた。
ゆっくん
ゆっくん
うわっびっくりした………
詩音
詩音
あぁ、ゆっくん……それ以上近づいたらダメだよ
ゆっくん
ゆっくん
え?
足元から詩音に視線を移せば、異様に赤く光る瞳と目が合う。
まるで赤い月みたいだ

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