第17話

じゅうに
905
2018/08/16 03:38
あなたside


紫耀「ワクワク」



となりで懐中電灯をもった紫耀がそわそわしてる



「そんなに楽しみ?」




紫耀「うん!なんか楽しみ!」




「そうなんだ笑」



紫耀「あなたは怖いの大丈夫?」



「きもだめしとかなら大丈夫!」



紫耀「そうなんだー俺が守ってやろーと思ったのにね」



「なになに?そういうキャラなの?笑」



紫耀「いや、そういう訳じゃ…でも、あなただってそういうこと聞いてくるキャラなのね」




「うん!そーいうこと聞くよ!笑」




「ダメだった?てかやだ?」




紫耀「いや、嫌じゃないけどw意外w」




「まーあんまり話したこともなかったからね」




紫耀「そうだねー」




そんなこと話しながら歩いていくと



ちょうど曲がり角にぶつかる



曲がろうとしたそのとき……




『ばああああああ』



紫耀「うわっ!」




「きゃっ!」



曲がり角からいきなりおばけの格好したやつ


驚かすとすぐ引っ込んだ



いや、わかってるよ

人間でしょ?でも、びっくりしすぎて









腰抜けた。





紫耀「うわーまじびびったw」



紫耀「あれ?あなた?」



「ここにいます」



腰が抜けて地面に座り込んでしまった




紫耀「うわw何座ってんだよー」




「びっくりして…」




紫耀「腰壊れた?」



はい?腰壊れた?

真顔で面白いこというね



「壊れてないよw腰抜けた」



紫耀「そうそう、それだw」



紫耀「立てる?」



立てないんですよ。それが



「……」



紫耀「まじかー。じゃあ我慢してね((ヒョイッ」



そういうと紫耀は軽々私のことを持ち上げる



しかもお姫様抱っこ



「え、ちょ!重いから!」



紫耀「大丈夫!重くないよ」



「え、でもおろしてー」



今出せるめいっぱいの力で抵抗してみる


だけどそれ以上に紫耀の身体は大きかった



紫耀「だーめ!ほらほら動かないで!落ちるよ?」




((ドキッ



今までに見たこともないような瞳をしていた





いっつもふらふら、ふわふわしてる紫耀も


こんな顔できるんだ。










どうしよう心臓の音がうるさい。


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