第40話

ミリの本当の過去②

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2018/08/19 14:22

マリ

これは、まだ、皆が五つくらいのとき

ヨナ

そんな昔…

ユン

何かの拍子で、地獄との封印がとけてしまい

黄龍　ゼノ

こちらに魔物が来たときがあったんだ

なんとなく思い出してきた

マリ

私と、ミリは魔術を練習してたとき
魔物達が来たの

確か…その時ユンが来て、
私たちの魔術を使ってしまった…

そしてお姉様が封印してる間私達は
（ユンを引き連れて逃げてたんだっけ？）

ユン

俺はまだ幼くてね
そこから俺達は倒れてイクスに助けてもらったんだ

黄龍　ゼノ

でも、その時
大きな封印魔法をマリが使った

ユン

その名も

虹龍　ミリ

ダイヤモンドゲージ…

黄龍　ゼノ

そう

マリ

これはね
全ての全世界の魔物を封印するという
最大禁断封印魔法…

虹龍　ミリ

そっかお姉ちゃんは魔術の代償が
ないからいくらでも使えるのね！

マリ

そう

ヨナ

ごめんなさい…
私ったら…軽い気持ちで触れてしまったのね…

白龍　キジャ

ミリよ
小さいからだでよく頑張った…

緑龍　ジェハ

ミリちゃん…

青龍　シンア

ミリ…

虹龍　ミリ

みんなっそんなことはないわ！
全然…記憶にないんだもの…

マリ

魔術返してあげるね

ユンside

光と闇の粒がミリの中に入っていった

とんでもない量…多すぎる…どうしてこんなに

虹龍　ミリ

ふぅ、ありがと！
でも、少し体が重くなった感じ

マリ

ﾌﾌそれはしかたないわ
だって、あんなにも魔術をいれたんだもん

緑龍　ジェハ

それで、続きは？

マリ

あぁ、それでね
壮大な魔術を持つ魔術師は
国を作り上げることも　　　
　　従わせることも簡単なことなの

マリ

だからスウォンは
あなたを婚約者にしたんじゃないかな？

そんなっ



なら、どうすれば

マリ

ごめんなさい…あなたを助けたいのは
山々なんだけど、この湖を守らなきゃ
行けないから、私は行けない

白龍　キジャ

文なら…

マリ

文だけなら出すね

良かった…



ミリ…

僕は…ミリが好きだよ…

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。