彼が話し終えると全員真剣に受け止めてくれた

　問いかけてきた人は、そう優しく話しかけてきた

　皆さんは次々に名前を言った後に「よろしく～」と言った

　私が話した後に赤坂さんが急に大声を出した

　「それは出来ない」、そう言いたかったが赤坂さんがグイグイ迫って来るので了承（りょうしょう）
することにした

　相当嬉しかったのだろう、赤坂さんは私がタメで話すと周りをキャッキャッ！キャッキャッ！と言いながらピョンピョン飛び跳ねた、その様子を微笑みながら聞いていると橙井さんが「あ！」と言った、何か思いついたようだ

　皆は凄く元気だ、その元気さに押されてしまう、あの時からこんなに人と話したことが無かったので何だか懐かしい感じがして嬉しかった、その時゛ッーー゛と雫が頬を伝った

　皆は焦った様子で誤ってきた、そんな優しさが嬉しくてまた雫が零（こぼ）れでた

　涙が溢れ出てきてうまく喋れない

　皆を呼ぶと「ん？」と返事が返ってきた

　そうにっこり私は笑った、皆は少し驚いていたが「うん！」と返してくれた

　彼らはあなたの下の名前の笑顔を見て胸が高鳴った、それがどういう感情なのかまだ誰も
分からなかった

　私が落ち着いてきたところで凛久くんが言葉を発した

　凛久くんの言葉を聞いて七翔くんから心配している音が聞こえた

　私は「うん」と返すと七翔くんが「ありがとう」と言った、七翔くんは安心したのか゛ホッ゛と
一息ついた

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