あなた「マンダレイも待ってるだろうし、そろそろ帰ろっか洸汰くん!」
洸汰「うん…」
あなた「寂しい?」
洸汰「…寂しい」
あなた「ヤダ可愛い…ッ」
洸汰「…また…来てもいい…ですか…、」
無理可愛い…ッ
可愛いけど…
あなた「…そうね。私もまた来て欲しいところではあるけど…あんまり来ない方がいいかな」((ニコッ
洸汰「…わかった、…」
真希「偉く物分りのいいガキだな」
あなた「賢いっしょ?」
バンダ「悟なんかより全然物分りいいんじゃね?」
狗巻「しゃけしゃけ」
あなた「あいつもうアラサーなのにウケる」
真希「真顔で言うな」
あなた「ま、とりあえず私洸汰くん送ってくる」
真希「おーいってら」
あなた「行こっ洸汰くん!」
洸汰「…あのっ…!」
パンダ「?どうしたー?」
洸汰「そのっ…今日は遊んでくれて…ありがとうございました…っ」
パンダ「えっ何この子偉っ」
真希「やるなこのガキ」
狗巻「高菜っ!!」
洸汰「さようならっ」
少し震えた声でそう言って頭を下げる洸汰くん
いい子すぎて泣けてきた
あなた「マンダレイはどこで待ってるの?」
洸汰「下のカフェ」
あなた「…っていうかマンダレイも良く許してくれたよね。しっかりどこに行くとかも言ってないんでしょ?ってか3時間もカフェで待ってるとか…凄いな」
洸汰「…」
あなた「カフェの前まで送るねっ!」
洸汰「…ううん。ここで大丈夫」
あなた「え?でもこの辺人通り少なくて危ないよ?」
洸汰「大丈夫っ!!」
あなた「?そう…?」
洸汰「あなたさんっ!!ありがとっ!!さようならっ!!」
あなた「あぁうん!さようなら!!」
さようなら…ね、
賢い子だなホント…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!