ーあなたsideー
あとはSHRだけなので、
みんなが待ってくれることになった。
SHRが終わったので、
みんなが待ってくれている下駄箱に向かっていると
嫌がらせをしてくるのはいつものことだけど
今日はなぜかとてもイヤな予感がした。
そう言いながら下駄箱を開けると…
みんなの1番最後にいたジョングクさんは
不思議そうに私を見た。
下駄箱を開けると靴が落書きと泥で汚れていた。
やばい。せっかくここまで上手くやったのに…
困っているジョングクさんには悪いけど
そーいって下駄箱の鍵を閉め、
私はみんなと反対方向に走った。
next.
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!