第80話

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2019/10/05 05:43
耳「歌詞出来たって?」
『うん!で、お願いなんだけど音源こんな感じでどうかな?』
耳「…意外だ。イメージと全然違うから…」
『おかしい?!』
耳「そうじゃなくて!こんなの歌うとは…」
『意外なのがいいと思ってさ!どう?』
耳「分かった!作ってみるね!」
『ありがとう!』
蛙「あなたちゃん、ドレスのデザインだけど確認いいかしら?」
『うん!』






休憩中


耳「あなたすごい忙しそう…」
上「全部押し付けちまったけど大丈夫か?」
八「確かに…」
常「だが、文句など言わなかった。」

爆「"言えなかった"んだろ」
全「!」
爆「あいつは今自分じゃねぇ、俺らのために歌詞作って蛙女に手伝って貰ってドレス作って…それは全部俺らのためだ。そのためにあいつは"無理"をしてる」
上「無理?」
爆「あいつさっき見た所…かなりの高熱出してる。」
全「?!」
耳「それホント?!」
八「全然気付きませんでしたわ…」
上「あいつ、いつかぶっ倒れるんじゃ…」
常「するとミスコンの参加は…」
爆「水の泡だな」
全「!」














蛙「ちゃん…あなたちゃん?」
『え?あ、何?』
蛙「どうしたの?あなたちゃん。顔色が悪いわ、少し休みましょうか」
『あ…ううん…大丈夫…だよ…』
バタン
蛙「あなたちゃん!あなたちゃん!」



バンッ!



耳「あなた!」
上「無事か?!」
蛙「大変よ!倒れてしまったわ!」
八「急いでベッドに!」
爆「貸せ!俺がやる!」
常「俺は皆に知らせてこよう!」
上「俺も行く!」














芦「エロばっか考えてたらハーレ厶ポイント削るって言ったよね?」
峰「ギクッ」

上「皆!大変だぁ!」
葉「どうしたの?」
上「あなたが倒れちまったんだよ!」
切「マジか!」
芦「大丈夫なのあなたは?!」
上「分からねぇ!でも今爆豪達が何とかしてる!」
麗「よし!私達も行こう!」










飯「このようなものか?」
轟「少し違うな」
緑「もうちょっと歩き方変えようか?」
飯「よし!」

常「練習中すまない。緊急事態だ!」
尾「どうした?」
常「火榁が倒れてしまった!今八百万や爆豪が何とかしてくれている!」
轟「あなたが?!すぐに行く!」
飯「相澤先生への連絡はまだだな!では俺が連絡しよう!」
常「すまない」





















全「あなた!/あなたちゃん!」
爆「シー!静かにしろ!アホ共が!」
麗「あなたちゃんは?」
耳「寝てるよ。…1回も休憩しなかったんだって」
蛙「ごめんなさい。私がちゃんと声をかけていれば…」
芦「梅雨ちゃんのせいじゃないよ!」

飯「先生が見えたぞ!」
相「お前らよくやってくれた。状況を説明してくれ」









相「なるほどな…」
峰「ミスコンはどうなるんだ?」
上「確かに…元気にならねぇと出来ないじゃんか」
相「元気になったとしても、ばぁさんに止められるだろうな。」
耳「じゃあどっちみち参加は…」

轟「それだったらあなたの苦労は一体…」
全「・・・。」











僕達は苦しみながらでも綺麗に寝ているあなたさんの寝顔をただ黙って見ていることしか出来なかった…























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