第61話

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2019/09/11 06:59
『(σ・ω・)σチョンチョン』
耳「ん?」
『ヾノ(・∀・´)カモン』
耳「???」







耳「あなた、どうし…」
『ウワァーン!』
耳「えええぇ?!どうしたのさあなた!」
『焦凍に襲われたァ…』
耳「はぁ?!」













さかのぼること1時間前…







いつものように2人で勉強をしていた。

轟「ジー…」
『・・・。』
轟「ジーーー…」
『…どうした?さっきからずっと見て…』
轟「いや、どうしたらお前を俺のものにできるかなって考えてただけ…」
『…ん?それ"だけ"じゃなくない?今すごい事言ったよね…』
轟「そうか?」
『うん…』
轟「そうか…」




それからというもの、ずっと見てくる…
猫みたいな可愛い目でずっと。
オッドアイにしてはすごく綺麗な目
仮免の時、"夜嵐"って人に
「エンデヴァーと同じ目だ」
って言われてた。
そんな風には思わない。

私は…


『好きだな…』
轟「何がだ?」
『ううん、なんにもない』
轟「なんだよ…」
『何もないって〜』
轟「なんかあるだろ?まずお前は昔から嘘が下手じゃねぇか。分かりやすいんだよ」
『ギクッ』
轟「なんだよ」
『え、えーっと…その…』
轟「なんなんだよ!」

バンッ





上「ん?今なんか音したよな?」
切「そうか?気のせいだろ」
上「ん??…ま、いーや」
耳「(確かこの上は…)」









『ビクッ!』

あなたちゃんは轟君に壁ドンされております。

轟「…わ、悪ぃ。大丈夫か?」
『…うん…』
轟「ホントに悪ぃ…興奮して…」
『・・・。』
轟「お前が"好きだな"って言ったから…もしかしたら俺の事なんじゃねぇかって思って…」
『うん…そうだよ』
轟「え?」
『焦凍の事だよ…焦凍が猫みたいな綺麗な目でずっと見てくるからその目がすごく好きだなって…』
轟「目?俺の?」
『うん…』
轟「そうか…ありがとな。」
『うん…』
轟「ほら元気出せよ。」
ギュッ
『暖かい…』
轟「あなたの方が暖かいぞ…」
『そうかな?』
轟「あぁ。…もう…離したくねぇ」
『え?』
轟「もう抑えられねぇよあなた…やっぱり諦められねぇんだ…お前を。…あなた、俺のものになってくれ…」
『焦凍…』
轟「離したくねぇ…」
『焦凍、落ち着いて?大丈夫だよ…どこへも行かないよ。大丈夫、傍にいる』
轟「ホントか?」
『うん』
轟「じゃあ…お前を抱く」
『は?!』
轟「ヨッ…」
『わ!た、高い!下ろしてよ!』
轟「何言ってんだお前」
『はい?』
轟「どこにも行かねぇ…傍にいるって言ったのはお前だろ?だったら俺のものだ。」
『何言ってるか分かんないけど、とにかくどこでもいいから下ろしてよ!』
轟「ん…んじゃ」
『ウワ…もう!なんなのさ!』
轟「だから抱くんだって言ってんだよ。」
『何…?私は焦凍の餌食になるの?』
轟「おう」
『おうって!何言っ…』
轟「もうそれ以上喋るな」

chu

『ッ~!!///』


長い長い長い長い長い長い長い長い!!!
焦凍長い!!
初めてのキスがまさか焦凍になるなんて…

轟「口開けろ」
『口?…ゥ』

舌がねじ込まれ、体は熱くなりそれよりもただ…

"欲しい"

轟「体熱いなお前…」
『ハァ…うっさいな…』
轟「気持ちは?」
『べ、別に…』
轟「そうか、じゃあやめるか」
『え?』
轟「嫌なんだろ?」
『そんな事言ってない…』
轟「どっちだよ?まだ続けてぇんかやめるか」
『…続ける…』
轟「クスッ…素直なやつだな。」





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『ああああああああぁぁぁ!!』
耳「だから首が傷だらけなのね」
『まぁ隠せないぐらいじゃないから…でも、でも…』
耳「どうやってここまで来たの?」
『焦凍が寝てから来た…個性で眠らせて…』
耳「じゃあ轟はあなたに個性で眠らせた事分かってる状態なんだ」
『そうだね…』
耳「だとすると、ちょっと面倒かもね…」
『え?』




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