第48話

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2019/08/24 12:49
緑「来ないね…」
轟「だとしても下手に動くのはやめといたほうがいい」
『そうだよ。でもそれが逆になってしまうこともあるんだよ』
緑「え?いつの間に?!」
パキパキッ!
『ウッとあぶね!』
轟「もうここで決めるしかない、緑谷戦うぞ!」
緑「うん!」
『切島君!!』
切「おう!」



















緑「ここは…」
『相手は私だよ』
緑「あなたさん!」
『まず、君達の場所が分かったのは君のおかげだよ』
緑「え?どうして…」
『自分のベルト見て』
緑「こ、これは」
『発信機』
緑「だから分かったのか…」
『うん、じゃあ始めよかデクくん』
緑「分かった。ねぇあなたさん」
『何?』
緑「この戦闘訓練が終わったら話があるんだ。でもその話は僕が君に勝ったら話す」
『・・・。負けたら?』
緑「何も変わらないよ」
『分かった』















切「ヴ…やっぱ強えな、お前」
轟「舐めんなよ」
切「俺は舐めてねぇけど、あなたはお前の事かなり舐めてたぜ」
轟「まぁあなたの事は俺も正直舐めてるよ」
切「でも俺はそんなあなたに"いいもん"渡された。ちなみに伝言もな」
轟「"いいもん"?」

切「"守れるべきものは今守らなきゃダメだ"ってな!!」

ガキンッ!

バッッッコォォン!

轟「ヴッァ!」
切「意味は…ハァハァ…分かんねぇけどな」
バサッ




























緑「すごい音…」
『よくやったね、切島君…後は任せな』
緑「(口調が変わった…本気だ)」
『ぼーっとしない!』
緑「ヴッ…(やっぱり出来ない…好きな人を傷つけるなんて…)」
『何迷ってんだよ。本気で来な!』
緑「でも!」
『大丈夫だよ。怪力うたれても体は丈夫だし!』
緑「・・・。」
『それに何が話したいのか分かんないしさ』
緑「!!」







そうだよ…
そうだよ。
話さなきゃ、自分の気持ち伝えなきゃ!
"好き"だって!
そのために…
















《勝つんだよ…それがヒーローなんだから》









ヒーローだから!!










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