私は一体誰?
ここはどこ?
何も分からない…
キーンコーンカーンコーン
なんか鳴った
コンコンッ
『はい』
爆「来たぞ」
『あ!爆豪さん!』
爆「10分ぐらいしかいられねぇけど」
『充分ですありがとうございます…』
爆「・・・。」
『?…どうかしましたか?』
爆「寝てねぇんだろ?昨日」
『は、はい…やっぱり怖くて…』
爆「何も怖がることねぇよ…」
ギュッ
爆「俺が守る」
『・・・。んじゃお願いします…』
ギュッ
爆「寝ろ、おやすみ」
『おやすみなさい…』
爆「(寝た…とりあえずベッドに…)」
爆「(なんか押し倒してるみてぇだな…)」
爆「そろそろ戻らねぇと…」
ギュ
爆「!・・・。このアホ…」
PPPPPP…BBB…BBB…Bガチャ
相「もしもしどうした爆豪?」
爆「昨日"来てくれ"って言われたんで来たんすけど寝てなかったみてぇで寝かしたら俺の裾掴んでて…なかなか離さねぇからどうすっかなって思った」
相「全く…分かった、まぁ監視役としても見といてくれ」
爆「ん…」
猫みてぇだなこいつ…
チッ…なんかムラムラするな…
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!ムカつくな!
なんだよこれ…
『ん〜…爆豪…さん…』
チッ…バ〜カw
そんなに捕まんくてもここにおるわ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!