第81話

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2019/10/05 13:59
文化祭当日




結局あなたの熱は下がらなかった。
俺も他の野郎も全員その事がどこかで引っかかりながら文化祭を過ごしていた。

そして今は


切「爆豪、そろそろだぜ」
爆「おう…」
上「気にしてんだろ。でもさ、俺たち考えてあなたを喜ばせてやろうと思ってよ!」
瀬「相澤先生からの許可で少し離れたとこからだけどあなた見ることできるんだってよ」
爆「上等だ、喜ばせ殺したる!」

























『出たかったな…』
相「仕方の無い事だ…だがお前の努力は無駄にはならない。」
『え?』
相「そうしてくれると思うぞ。あいつらは」
『皆…相澤先生』
相「なんだ?」
『頼みがあります』


























耳「き、緊張した〜!」
八「お疲れ様ですわ耳郎さん!」
上「次の予定だとミスコンだな」
芦「見るだけでも…行こうか」
全「お、おぉ」























峰「念願のミスコンだぁ!」
相「まて」
峰「ぎゃあああああああああ!」
飯「相澤先生!」
相「おつかれ。峰田を監視しに来た」
蛙「相澤先生、あなたちゃんは?」
相「…最後まで見ていろ」
全「?」















麗「波動先輩すごいなぁ!」
蛙「とても綺麗ね」
上「天然ぽい人だよなぁ!」
切「これで終わりか?」


ミ「それでは最後はヒーロー科の1年A組よ!」

全「え?!」










































『神とやらに惑わされるなよ!』














パチパチパチ!












ミ「それじゃあ優勝者を発表するわね!優勝者は…」










あなた…





ミ「ヒーロー科!1年A組!火榁あなたさん!」








耳「やったぁ!!!」
芦「あなた!よくやったァ!!」
麗「ありがとうあなた!!!」
















































上「優勝したのはいいけどよ」
切「なぜミスコンに出たのか」
爆「教えて貰おうか?」
『・・・。』



麗「なんであんなことになったん?」
芦「多分、男子がキレてる?」
耳「熱出して心配してたのに熱唱して走って、俺らの苦労はなんだったんだ?って言ってる」







『それは…』
爆「それは?」
全「(爆豪の質問攻めが…)」
『皆のバンド見て…相澤先生が"努力は無駄にはならない"って…皆すごく頑張ってたから私も頑張らないとって思って…』

上「そんな事思って…」
切「ん?ちょっと待てよ?それって…」
上「あ!」
2人「相澤先生が止めても良かったんじゃねぇか?!」
相「・・・。」プイッ
2人「無視しないでください!」
相「火榁が言っていた通りだ。"バンドには出れなくてもせめて皆と頑張った証が欲しい。喜んで欲しい"とな。」
『…皆』
全「?」
『無理して…ごめんなさい』

上「…別に怒ってねぇよ!」
切「そうだぜ!出てくれて嬉しかったし、綺麗だったし!」
耳「いい声聞けたし!」
麗「何より!」
八「私達のために頑張ってくれていて!」

爆「ありがとな…」

『グスッ…皆…ありがとう!』











ミ「いいわね〜青春!」
相「ミッドナイト…」
ミ「友情が結ぶ優勝!すごくいいわ!」
切「漢らしいッスよね!!」
ミ「うんうん!!」

相「何しに来たんですか?」
ミ「皆で少し軽い打ち明けをやろうと思ってね。行くわよォ!」
相「ハァ…」







葉「先生達も大変だったんだね〜」

爆「おい、おい!」
『スースー』
爆「寝た」
切「マジかよww」
蛙「熱があるのに高温のステージに立ったのだからかなり疲れているはずよ。明日は必ず1日休ませましょう」
爆「俺…運ぶ」




















上「なぁ気付いたか?」
切「あぁ、今日の爆豪いつもとなんか違ぇよな?」
瀬「今日だけだったか?」
2人「え?」
瀬「俺には前からあんなだったような…」














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