第20話

無一郎 過去編②
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2020/08/21 09:23
あなたとは何度か話した。いや、話してくれた。



僕は話しかける勇気すら持ち合わせていなかったんだ。










無一郎
無一郎
今日こそは、、
今日こそは話しかける。そう思っていた矢先、


















蝶屋敷が忙しくなった。



















僕は、忙しく走り回っていた1人に話しかけた。
無一郎
無一郎
何があったの?
_それが…、あなたさんが酷い怪我だそうで…一緒に任務に行っていた水柱様も大怪我をしたそうです
あなたが?!!冨岡さんもいながら、、、
無一郎
無一郎
あなた?!
僕は必死であなたのいる部屋を探した
無一郎
無一郎
あなた!
しのぶ
しのぶ
時透くん!…今は入らないでいただけますか。
手が離せませんので
無一郎
無一郎
でも、
しのぶ
しのぶ
出ていってください。
無一郎
無一郎
はい、
障子を締めるときにチラッと見えたあなたは





全身が包帯で巻かれていて


















顔すらも見ることができなかった。
無一郎
無一郎
…あなた

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