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第5話

お風呂あがりの彼にスケベ大爆発!

遊佐くんと無事仲直りして、
今日は夏休み前最後の家政婦の日だ。

幼稚園のお迎えに行った彼とは別行動。

私は買い物を終え、いざ遊佐家へ!
翔
ここみねえちゃ、おかえり!

玄関では遊佐家の天使がお出迎え。

しゃがみこんで目線を合わせると、満面の笑顔で抱きついてくる。
心美
心美
(か、可愛い……!)
翔
あれ?
ねえちゃ、首のとこどうしたの?
むしさされ?
心美
心美
え?! 首?
翔
おんなのこのきれいな肌に
あとがのこったら、たいへんだよっ!

小さなイケメン紳士がサッと軟膏を手渡してきたので急いで洗面所に向かうと……確かに首筋に赤い痕。
心美
心美
(あれ……でも痒くないな……)
心美
心美
ん?
ここ、遊佐くんにキスされたとこだ!

はっとして意味もなく首筋を手で隠す。




遊佐
遊佐
ごめん
俺、独占欲強いみたい

あのキスシーンがフラッシュバックし、ドクドクと鼓動が高まっていく。
心美
心美
(ここここれってキスマークってやつだよね?!独占欲ってそういう意味?!)
鏡には真っ赤になった自分の顔。
心美
心美
時差スケベだ!!
心美
心美
(……こんなのずるい!!私だって、
私だって遊佐くんにキスマークつけたいぃい!つけ方わかんないけど!!)
リセイウチ
リセイウチ
……

いつもならライフル片手に叱責してくるはずのりセイウチは黙ったまま。

きっと、分かってくれたんだ。

私にはスケベが必要だってこと。


スケベを解放した私の妄想は、それはもう捗りまくった。
遊佐
遊佐
好きにすれば?
心美
心美
……いいの?

ごくり。
遊佐くんのフェロモンダダ漏れな首筋が私を誘う。
心美
心美
キスマークつけ放題?
遊佐
遊佐
ああ

そう言って遊佐くんは頬を赤らめた。
心美
心美
据え膳食わぬは心美の恥!!
心美
心美
いただきまぁあああす!


ガラッ。


遊佐
遊佐
あ、悪い
ちょっとシャワー浴びてた
心美
心美
え……

誰もいないと思っていたお風呂から出てきたのは、
バスタオル一枚の遊佐くん。

髪から水が滴り落ち、引き締まった艶やかな肌をなぞる。
心美
心美
(あれ、私こんなリアルな妄想まで
できるようになったの……)
遊佐
遊佐
おい、口開いたままだぞ…変な顔

そう言って笑う遊佐くんはお色気全開。

心美
心美
(バスタオル一枚!?あのバスタオルになりたいっ!!それにシャンプーのいい匂い…あれ、妄想なのにいい匂い?)
遊佐
遊佐
おい、お前まさか
風呂覗いてたんじゃないだろうな?

遊佐くんにむぎゅっと頬を抓られて痛い。

……痛い?!
心美
心美
もうひょうひゃない!!!
(妄想じゃない!!)
遊佐
遊佐
なんつった?

ぐっと近づく遊佐くんの顔。キスできそうなキョリ。

そして彼の首筋を伝う水滴が見えて、ごくりと生唾を飲んだ。
遊佐
遊佐
あ、もしかしてキスマーク気づいた?

イタズラ大成功、とドSに笑う遊佐くん。

蠱惑的な笑みと、ふわりと香るシャンプーの匂いが鼻をくすぐりーー

ために溜め込んでいた鼻血が噴水のごとく吹き出た。

そして鼻血が引き金となって
ポポポポン!!と脳内でスケベアー達が産まれた。
スケベアー1号
スケベアー1号
わっしょーーーーーい!
スケベアー2号
スケベアー2号
スケベの化身、スケベアー参上!
スケベアー3号
スケベアー3号
必殺!!
スケベアー4号
スケベアー4号
ラッキースケベ!!!!

突然

床のバズマットが何かの弾みでぎゅいんっと動き、
足元をとられる。
心美
心美
え?!
遊佐
遊佐
うわっ!!

ドンッ!!

 
  ガシャンッ!!

  グイッ!


ヒラリ…


ドスッ!!

遊佐
遊佐
いってぇ……
心美
心美
(ぎゃあああああああああ!!!)

眼の前には覆いかぶさるようにハダカの遊佐くん。
スケベアー1号
スケベアー1号
封印されて
僕たちパワーアップしたんだ!!
スケベアー4号
スケベアー4号
そう、ラッキースケベを
起こせるようになったんだ!!
心美
心美
(え、待ってどういうこと?!)
リセイウチ
リセイウチ
黙ってきいてりゃあ……
調子に乗りやがって

混乱する脳内に低い声が響く。

リセイウチはいつものライフルではなく、
巨大な大砲を構えていた。
リセイウチ
リセイウチ
ワシらが現実世界に干渉したら
とんでもないことが起こるんや!
嬢ちゃんのためや、お前らを消す!!

リセイウチが大砲に火をつけた。

その瞬間、
4匹は束になってリセイウチを取り囲んだ。
スケベアー1号
スケベアー1号
はあ!
スケベアー2号
スケベアー2号
せい!
スケベアー3号
スケベアー3号
とう!
スケベアー4号
スケベアー4号
やあ!

押しくら饅頭のごとくお尻で火を消し、スケベアー達はリセイウチを束になって攻撃。
リセイウチ
リセイウチ
やめえ! おい、コラ!
そないなもん顔に押し付けんなー!!

リセイウチの断末魔が脳内に響きわたった。
遊佐
遊佐
おい、頭打ったのか?

脳内バトルに夢中だった私の顔を遊佐くんが
心配そうに見下ろしている。

そしてなぜか私の手にはバスタオル。
心美
心美
(あれ?!この濡れたバスタオル……遊佐くんの?!ここにあるってことは……遊佐くん今、全裸!?全裸なの?!)

急にスケベな現実に引き戻され、心臓がバクバクと忙しい。
遊佐
遊佐
あー……
ゆっくり迫るって言ったのにごめん
押し倒したみたいになって
遊佐
遊佐
でもこれは不可抗力だよな?
心美
心美
うん、これは……
心美
心美
(スケベアーのせいです…!)
遊佐
遊佐
あれ、俺のバスタオル
……ってお前!!それ返せ!!
心美
心美
やだ!!今日からこのバスタオルは
家宝にするの!
口をついて出たのは犯罪者予備軍のセリフ。
遊佐
遊佐
……え?
遊佐くんの表情が固まったのを見て我に返る。
心美
心美
(…お…おまわりさん、私です!)
遊佐
遊佐
ぷっ!あはは!!
やっぱお前、かわいいな
固まった私にぐっと近づき遊佐くんは耳元で囁く。
遊佐
遊佐
この、す・け・べ
心美
心美
好き……!
遊佐
遊佐
ん?……なんて?
心美
心美
え?!あれ、口に出してた?!
遊佐
遊佐
聞こえなかったからもう一回言えよ
心美
心美
え!?
遊佐くんの濡れた髪、じっとこちらを見下ろす視線からは逃げられない。

思わずぎゅっと目を閉じた。
遊佐
遊佐
はい没収

目を開けたときには、バスタオルを巻いた鉄壁の遊佐くんがしたり顔で笑っていた。
心美
心美
ずるい!!
遊佐
遊佐
好きな子はいじめたくなるだろ?
心美
心美
好きって……
遊佐
遊佐
あ、さっきの聞こえてたから
心美
心美
ヒドイ!!

遊佐くんはドSだ。

でもそんな遊佐くんとのスケベで楽しい夏休みがもうすぐやってくる。

夏、海、海パンの遊佐くん!
遊佐
遊佐
そうだ、夏休みだけど
はじめの一週間はロケだから会えない
心美
心美
……え、どこで?誰と?!
遊佐
遊佐
イズミと海外ロケ、南国のビーチで

そ、そんなあああああ!!!


スケベ放題な夏休みはお預けをくらった。

しかもあのナイスバディなイズミさんと海の向こうなんて……!
スケベアー3号
スケベアー3号
パスポート!パスポート!
スケベアー2号
スケベアー2号
南国!!南国!!

スケベアーは行く気満々で大盛り上がり。

心美
心美
(どーしたらいいの?!)



危険と波乱に満ちた夏休みがもうすぐやってくる。