第13話

*女の子の日*深澤辰哉
5,807
2020/06/09 14:46
あなた

辰哉

深澤辰哉
深澤辰哉
ん~?どうした?
あなた

生理になっちゃった、

深澤辰哉
深澤辰哉
え、まじ?大丈夫?
あなた

ごめん…温泉行けない…

深澤辰哉
深澤辰哉
タンポン…?とかでも無理?
あなた

タンポン怖い…

深澤辰哉
深澤辰哉
だよな、あなたは体内に物入れるの怖いんだよな、
あなた

うん、

あなた

私、寝てるからひーくんたちと行ってきなよ

深澤辰哉
深澤辰哉
あなたがいないとつまんないんだよな~
と、頭を掻きながらスマホをいじる辰哉。
あなた

((今日の辰哉なんなの、?生理になったのにつまんなそうにスマホいじって…。心配とかしてくれないんだ……

と思っていると、辰哉はスマホを耳に当てた。
深澤辰哉
深澤辰哉
あっ、もしもし?
あなた

えっ?ちょ…

深澤辰哉
深澤辰哉
今日の温泉来週とかに出来ないかな?
深澤辰哉
深澤辰哉
…すまん
深澤辰哉
深澤辰哉
あ、いや、ちょっとあなたが体調崩しちゃったみたいでさ
深澤辰哉
深澤辰哉
今は大丈夫みたいだけど、後の事考えると今のうちに休んどいた方がいいかなって
深澤辰哉
深澤辰哉
うん
深澤辰哉
深澤辰哉
ごめんね
と、電話を切った。
あなた

え……なんか、ごめん…

深澤辰哉
深澤辰哉
…ふっwいいんだよ?今は温泉に行くよりあなたの体の方が大事
あなた

うん…

あなたは辰哉の優しさに思わず涙がこぼれる。
深澤辰哉
深澤辰哉
アハハwなに泣いてんだよ~
あなた

だって…

深澤辰哉
深澤辰哉
ほらおいで?ぎゅーしてあげる
と、辰哉はソファから立ち上がって、大きく腕を広げた。
あなた

辰哉ぁ…

あなたは辰哉に抱きつく。
深澤辰哉
深澤辰哉
よしよし。偉い子さん
深澤辰哉
深澤辰哉
だから今日は家でゆっくりしよ?
あなた

うん

深澤辰哉
深澤辰哉
なにか要る?
あなた

なんか…温かいものが欲しいな

深澤辰哉
深澤辰哉
じゃあなにかスープ作ってあげるからソファで待ってて
あなた

うん、

辰哉はキッチンに立って作り始める。
それから約10分後─。
深澤辰哉
深澤辰哉
はい出来たよ~
あなた

ありがとう

深澤辰哉
深澤辰哉
あーと、スプーンっ…と。
あなた

ごめん、先トイレ行ってくるね、

深澤辰哉
深澤辰哉
大丈夫か?
あなた

うん、大丈夫、ごめんね

と、あなたは腰に手を当てながらゆっくりと部屋を出ていった。
深澤辰哉
深澤辰哉
あいつほんと大丈夫かな…
少し経つとあなたがトイレから帰ってきた。
深澤辰哉
深澤辰哉
今日はいつもより重い日?
あなた

…みたい

深澤辰哉
深澤辰哉
じゃあ後で薬も飲もっか
あなた

…なんか、ごめんね?

深澤辰哉
深澤辰哉
なんで謝るの?
あなた

私怖がりじゃなかったら温泉行けてたのに…ダメにしちゃってさ、、なんか申し訳ないなって…

深澤辰哉
深澤辰哉
申し訳なくないよ?
深澤辰哉
深澤辰哉
女の子は生理が来るのが当たり前なんだから。
深澤辰哉
深澤辰哉
それはしょうがないよ
と、ニコッと笑う辰哉。
あなた

……

あなたはまだ申し訳ない気持ちでいっぱいで笑うことが出来なかった。
深澤辰哉
深澤辰哉
ん~
深澤辰哉
深澤辰哉
あっ、そうだ。
深澤辰哉
深澤辰哉
あなた?
あなた

ん、?

深澤辰哉
深澤辰哉
あなたってさ、舘くん好きだったよね?
あなた

…まぁ好きだけど…

深澤辰哉
深澤辰哉
じゃあちょっと行こ
あなた

えっ、どっ、どこに?

深澤辰哉
深澤辰哉
舘くんのところに行くんだよ~
あなた

生理ってバレちゃうよ、

深澤辰哉
深澤辰哉
バレるのはしょうがないけど、俺はあなたの笑顔が見たいんだ
あなた

…分かった

深澤辰哉
深澤辰哉
…(^^)それじゃあ行こっか
そして辰哉とあなたは車に乗って涼太の家へ行った。
涼太の玄関の前に立ってインターホンを押した。
宮舘涼太
宮舘涼太
…はい
深澤辰哉
深澤辰哉
あっ、あのー記者の者なんですけども~
宮舘涼太
宮舘涼太
…wあの、インターホンのカメラを塞ぐの止めてもらって良いですか?
深澤辰哉
深澤辰哉
なぜでしょうか?
宮舘涼太
宮舘涼太
本当に記者かどうか確かめたいんですw
深澤辰哉
深澤辰哉
おい、開けろ
宮舘涼太
宮舘涼太
怖い怖いw
宮舘涼太
宮舘涼太
鍵開いてるから中に入って来てw
深澤辰哉
深澤辰哉
あっ開いてんの?
宮舘涼太
宮舘涼太
最初から開いてますけど
深澤辰哉
深澤辰哉
なぁ~んだぁ先に言ってくださいよ~
宮舘涼太
宮舘涼太
w
深澤辰哉
深澤辰哉
じゃ、ってことでおじゃましまーす
そうしてあなたと辰哉は涼太の家の中に入る。

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