第16話
好きな言葉、
同居してから彼はいろんな話をしてくる。
とか
私が、1番印象的なのは
って照れながら言う彼は、笑ってた。
かわいいなって思いながらも、
どんどん彼を好きになっていく。
"全ては偶然じゃないから"
きっと
この歌詞は、一生私に付きまとうだろう。
でも偶然じゃなくても、ダメなものはダメなんだ。
と彼がふいに聞いてきた。
「えっ?私?」
「私は、努力は報われる。かな」
と彼は、不思議そうに聞いてくる。
「どりゅくじゃなくて、どりょく!!」
「何事にも一生懸命頑張ってれば、いつかは、それが実になるって意味だよ。」
と私は、言ったが、ほんとうにそうかなんてわからない。
それっぽい言葉を並べた。
私が、そう信じているから。
と彼は言ってきた。
「でしょ?」
と得意気に私は、答える。
なぜだろ?
彼といると、苦しくなったり、嬉しくなったり、自分を出せたり、
おかしいな。
「はは」
と私は笑う。
と彼は言う。
「ありがとう」
と、素直に受けとめた。
彼を好きになっているのはもう確実。
このあとどうするかだよね。
と、私は思う。