とうるうるのきらきら目で、こちらを見る彼。
心の中では叫んでるけど、
落ち着いて、考えてみた。
ほんとは泊めるのはだめだけど、
帰らして、風邪を引くとか
ファンに追いかけられるとか、
ハプニングが起きてからじゃ、遅い。
なら大人しく、泊めるしかないと色々、考えていたら、いつの間にかこんなことになってました。
小さいベッドの上で、2人で寝てる。
どうゆう状況?
(思いだし中)
と彼が言って、
腕を引っ張られ、
ぎゅっと後ろからハグをされている。
何を言っているんだ?
顔を近づけると、、、
眠れるわけない。
顔を真っ赤にしながら、私は、ゆっくり瞼を閉じた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。