何日かたったこの日、私に嬉しいお知らせが。
いつも通り北人も病院に来てくれて…。
(先生)あなたさん!もう退院できますよ!おめでとうございます🎊
(あなた)ほんとですか!?
(北人)ほんとだよ!!!良かったな😊
(あなた)嬉しい~😊😭先生本当にありがとうございました。
沢山お世話になりました!
(北人)ありがとうございました🙏
なんだ、北人は知ってたみたい。知らなかったのは私だけか笑
(先生)こちらこそありがとうございました。元気な生活送ってくださいね😊
(あなた)はい!😊🙇
(北人)😊
(先生)それでは外までお見送りします。
(あなた)ありがとうございます🙏
(北人)ほら、いくぞ。荷物持ってく。
(あなた)ありがとう!
――病院出口――
(あなた)先生本当にお世話になりました。
(先生)いえいえ、症状が良くなって安心しました😊
(北人)ありがとうございました。
(あなた)ありがとうございました。
(あなた)では!
先生達に頭を下げて最後の最後まで手を振る。
(北人)手振るとか可愛いかよ。
(あなた)ちょ!照れる!😳
(北人)可愛っ😳
楽しく会話しながら、家まで帰る。
久しぶりに北人の隣を歩いた。
もう、前の自分じゃない。もう、何も怖くない。
(あなた)あっ!猫ちゃんだ😊可愛い~😊
(北人)あなたはやく行くぞ。
(あなた)あっ!待ってよ~!
北人の背中を追いかける。
外の空気はおいしい。
また、今日から前を向いて進んで行くんだ。
そう強く誓った。
――"君と出会って"――
私は自分を変えてくれるそんな人に出会った。
北人と出会って。
最高の幸せを掴み取ることが出来た。
私は生まれてきて本当に良かった。
この世に生まれて、初めて人の大切さを知った。
にっこりと微笑む君。
そう、今の君はとても美しい。
まるで、光り輝く大きな1つの星のように。
――END――
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!