北人だった
一瞬目があったけどすぐにそらされた
でも、私とすれ違った時なんだか悲しそうな顔をしていた。
こんな自分は今はもう北人に声もかけられないんだ。
あっちはどう思ってるのかな。
もう戻れないし、戻りたくもないんだろう。
(菜緒)……ぇ……て……
(菜緒)ねぇってば!
(あなた)うわぁ!菜緒ごめん…
(菜緒)もう…何か考え事でもしてた?
(あなた)うん…ちょっとね…
北人とすれ違ったって事、菜緒は気づかなかったんだ。
(菜緒)はやく座ろ!美味しい卵焼きが食べたいんだー!
(あなた)そうだね。食べよう!
そこのベンチに座って、可愛い水玉のケースをあけたらいい匂いがただよう。
(菜緒)みてみて!今日ね、ハートの卵焼き作ったんだー!上手いでしょ?
(あなた)えっ!凄い✨!
(菜緒)あなたの弁当も女子って感じ~!タコさんウィンナー可愛い😆
(あなた)ありがと!おタコさん1つあげる!
(菜緒)いいのっ?うちもハートの卵焼き1つあげるー!😊
(あなた)嬉しい~🎶やっぱり菜緒と食べると楽しい😊
(菜緒)うちも!あなたと食べるの楽しい~🐙
2人でニコニコしながら食べる。
あぁ…思い出すな。北人と食べてた時もこんな感じだった。
(北人)ねぇ!あなた!これめちゃめちゃ美味しい😋から食べてみて!
(あなた)どれどれ~ŧ‹"((。´ω`。))ŧ‹”うん!美味しい😋
(北人)でしょ!あっあなたのタコさんもーらい!
(あなた)あっ!最後に残しておいたのに~(ㆀ˘・з・˘)モォ-
(北人)まぁまぁそんな落ちこむなって!後で、飯奢ってやるから。
(あなた)いいのぉー!ヤッター!😊💕
(北人)ん。いつでもいいからな。
(あなた)うん!😊💕
はぁ…懐かしい…
(菜緒)どした?はやく食べな?
(あなた)うん!食べる食べる。てか菜緒食べるのはやい~!
(菜緒)あなたがおそいだけだって!
(あなた)そうかも(∀`*ゞ)エヘヘ
もくもくと食べて、2人で片付けをする。
(菜緒)あなたいい?行こうー!
(あなた)うん!行こう!
そして、忘れ物がないか確認して屋上を後にした。
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みてくれてありがとうございます✨
次もお楽しみにっ🎶
それでは~!バイバイ👋
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!