第192話

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2023/01/26 03:00
次の日_____

10時丁度に家を出て都心のショッピングモール街に向かう

和「なんか、お腹すいたー」

丈「はい?朝ごはん食べてきたやん」

和「でもでも、お腹減ってん!…あっ!
  丈くん、ラーメン屋やってるで!行こう!!」

丈「ちょっ!おいっ!!」

俺は大橋に引っ張られラーメン屋に入り、注文の品を待っていると…

プルルルル

電話がかかってきた

駿「あ、丈くん?今どこ?」

丈「外やで。大橋と買い物に行くことになって…何かあった?」

駿「…謙杜が、丈くんに朝の挨拶しに行ったけど居らんくてプチパニックなってる」

丈「あ!悪い!
  謙杜に言うの忘れた!!すぐ、帰るわ!」

俺は急いで荷物を持とうとすると

和「え?…帰るん??🥺」

あからさまに落ち込んでいる大橋が…

丈「!!!…ッ……」

駿「俺から、謙杜に言っておくから、こっちは心配せんでええよ?」

丈「…悪い」

プツッ

俺は電話を切った

和「帰るん?」

丈「ほら、ラーメン来たで?食べよ?」

和「??…うん!!!」

そして、2人でラーメンを食べているとまた電話がかかってきた

みっちーからの電話や

謙杜が大変なことになってるかも、やっぱり帰ろうそう思い電話をとった

すると、携帯からする声の主は謙杜で帰ってくるなと言う

それに

「大橋くんとのデート、楽しんできてね?」

やって

俺は携帯を切るとラーメンを一気にすする

丈 ずずずずずー ッ!ゴホッゴホッ

和「どうしたん?!大丈夫?!」

丈「ゴホッゴホッ…お、おう」

和「帰らなくても、、ええん?」

丈「おう…大丈夫やで?」

俺はまた、勢いよくラーメンをすすった

和「やったー!丈くんとデートの続きができる♪」

丈「ぶはッ!!…ゴホッゴホッ」

俺はまた、ラーメンを吹き出しむせかえる

和「ちょ!丈くん!??」

丈「ええか?デートちゃうからな////」

和「もうー、照れちゃって!」

丈「…ッ!!…デートではないからな!」

和「はいはーい笑」

そして、ふたりで買い物に出かけた

和也side

和「ねぇ!見てみて!!これも、いいなぁー…あ!これも!!」

ガシッ

俺はそんなテンションが高い大橋の腕を掴む

丈「ちょっと、落ち着け…」

和「…やって…やって…楽しいんやもん」

丈「……」

和「…丈くんは楽しくない??」

丈「……」

俺は何も言ってくれない丈くんの顔を見れずにいた

やっぱり楽しくないのかも…

やっぱり俺じゃダメなのかな?

俺は俯き、目の奥に熱いものが込み上げてくる

丈「あほ」

丈くんが俺の頬をそっと触った

和「ッえ?」

丈「楽しいで?…でも、もうちょっと落ち着かないと、大橋が疲れるでって言いたかってん」

和「ッ/////////」

丈「っふ。顔真っ赤やで?」

和「え?、っあ……」

丈「アイス食べに行くか?」

和「え😍アイス♡食べる!!!」

丈「ほんま笑」

そう言って頭をわしゃわしゃ撫でてくる姿にまたドキッとする

和「ちょ!やめてや!!!
  ボサボサなるやん!!」

丈「すぐ戻るやん笑
  この前、サラサラヘアーやって自慢してたやん笑」

和「せやけど!!ッもう〜〜」

俺は丈くんの笑顔に弱い。

俺は照れている姿を隠すように髪の毛を整えた

inアイス屋

和「おいしぃー♪」

俺はソフトクリームを盛大に頬張っていた

しかし…

ダンっ

男の子が走ってきてぶつかりその勢いでソフトクリームが落ちてしまった

男の子「あ、ごめんなさい」

和「ええよええよー!気をつけてなぁ」

男の子はまた走り去り、俺は落ちたソフトクリームを眺めていた

丈「…ほら…」

目の前に食べかけのアイスが差し出される

和「なに?」

丈「やるから、元気出せよ」

和「へ?ええの?」

丈「俺、もう食べられへんから」

和「ありがと!…でも、これって間接キスよな?」

バシッ

丈くんの拳が頭に落ちてくる

和「いた!!!」

丈「そんなこと考えんでええねん!
  じゃあ、俺食べる」

和「うそうそ!いただきまーす♪
  美味しい…ふふ」

丈「ふふ。笑った顔、かわええな?」

俺の頭を撫でながら、ぼそっと口からこぼれた言葉に顔が真っ赤になっていく

丈くんも口から漏れていたことに気づいたのか、驚き目が丸くなった後顔を赤らめた

丈「つ、次はどこ行きたいん?」

和「俺は好きやで。」

丈「え?」

和「丈くんのことが好きや、ねん…」

丈「…ッ…」

和「…ッ…こんなん言ったら、困るよな?ははッ…ごめん…」

言ってしまった…

丈くんの返事が聞きたいようで聞きたくない

もし、ごめんって言われたら

当分立ち直れそうにないから

丈「俺も…好きやで?」

和「なに?え?今なんて?」

丈「やから、俺も好きやねんて…大橋のこと」

和「え?ほんま?」

丈「ほんま」

和「ドッキリ?」

丈「なんで、ドッキリやねん」

和「俺のこと好きなん?」

丈「おん」

和「じゃ、じゃあ……ッ…」

丈「俺ら、付き合おうか?」

和「う、うん!!!」

そして、俺たちは見事付き合うことになった

その後は2人で映画館に行ったり夕食を食べたり…

1日を遊びつくし、家まで向かう途中名残惜しさが出てくる

和「あー、もう家に着いちゃう」

丈「離れるわけちゃうやん」

和「けど、2人っきりってないやん」

丈「じゃあ、部屋に遊びにきたらええやん」

和「ええの?行ってええの?!」

丈「ふふ、当たり前やろ?付き合ってんねんから笑」

和「そっか!じゃあ…」 チュ

俺は丈くんの前に立ち軽くキスをする

丈「?!」

和「付き合った記念のキス!」

丈「ほんま…可愛いことばっかせんといてくれる?」

グイッ

丈くんは俺を引き寄せキスをした

それも、深く

唇を噛むようなキスをする

唇が離れて丈くんが俺をみてニヤッと笑いかける

それだけで心臓は跳ねて、腰が疼く

丈「っふ…帰ろっか笑」

和「…ッ…/////」

そして、俺たちは家に帰った

これからは、恋人同士!

俺の胸は幸せいっぱいに包まれた

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