今日は雑誌の撮影をした。
カメラマン「 いいねぇ!!モデルの素質あるよ!」
『 ありがとうございます!!笑笑 』
カメラマンさんのこだわりが強く、
撮影が終わったのは夜9時だった。
鈴木「今すぐ車手配するね!」
(マネージャー)
『 あー…今事務所って空いてますか?』
鈴木「 空いてると思うけど… 」
『 ちょっと練習してから帰りたいので大丈夫です!ここから近いですよね?』
鈴木「 大丈夫?」
『はい!!鈴木さん昨日から寝てませんよね?今日はゆっくり休んでください』
鈴木「いやいや、送っていくよ!」
『…うーん、じゃあそこのコンビニまでお願いします!』
鈴木「……わかった!」
鈴木マネにコンビニまで送って貰った。
適当に夜ご飯を買って外に出る。
『寒……』
少し肌寒い、
車で送ってもらえば良かったなぁと後悔する。
でも運動のためにも歩く。
「ねぇ、」
『 ……え、?』
急に肩を叩かれてビックリする
振り返ると、知らない男性がいた。
『 えっと、……』
「連絡先交換しない?」
『はい、?、、』
「こんな夜中に出歩いてたら危ないよ、家まで送ろうか?」
『……っ、誰ですか』
「いいから行こう」
『きゃあ、、!、っ!』
一瞬の出来事すぎて言葉が出ない、
ハッと我に返り、抵抗しようとする
「可愛い女の子が1人で夜に出歩いてるのがいけないんだよ。」
『やだっ!!離してっ、っ!』
怖くて涙が溢れてくる
あの時の……
韓国で、誘拐された時を思い出す
怖いよ、
助けて……
震えと涙が止まらない…
?「おいてめぇ何してんだよ」
『っ、、、?!!泣』
「ちっ……誰だよ」
助かった……
そう思い後ろを振り返ると、
『か、川西さん、っ!』
「……くそっ!!!」
『うっ、、、っ……』
力強く突き飛ばされて私は倒れる
起き上がる気力もなく、ただ涙を流し震える
川西「 あなた……大丈夫か、」
『 っ、川、西さっ、……ん、… 』
川西「 もう大丈夫だ、安心しろ 」
『っ、泣』
私の手を優しく握り、誰かに連絡を取る。
そんな川西さんに心から安心する、
LAPONEってこんなにいい人達がたくさんいるなんて。
『 ……っ、…… 』
川西「もう大丈夫か、?」
『はい、……助けてくださって、ありがとうございました』
川西「たまたまコンビニでお前見かけて、声かけようと思ったんけどまだ商品買ってなかったから……遅くなって悪い。」
『そう…だったんですね、』
??「おーい!!!」
遠くから集団が走ってくるのがわかる
暗闇の中で見ると、
大きくて、怖くて、また震え出す
川西「 大丈夫だよ、JO1だから。」
『っ……泣』
ああ、また泣いてしまう。
迷惑かけてばっかりな自分に嫌になって、
涙は止まるどころか勢いを増す。
手の震えも酷くなる。
そんな私の様子を見て、
川西さんは私の体を優しく引っ張り、
立たせてくれた。
『 っ、……』
川西「 おいで、」
川西さんは私を優しく包み込む。
安心感がありすぎて、震えが止まった。
『っ…やだ、離さないで、』
川西「 っ、メンバー来ちゃうよ?笑」
『いいですよ、』
川尻「拓実、あなたちゃん大丈夫だった?」
川西「おう。とりあえず暗いし寒いから事務所行こうか。」
與那城「そうだね、詳しい話は事務所で。」
『…みなさんありがとうございます』
川西「…歩ける?」
『はい、』
佐藤「寒いだろ、これ貸す」
佐藤景瑚が自分のコートを私に羽織らせてくれた
なんて優しい……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!