第27話

大事件
1,886
2022/11/23 12:41









































今日は雑誌の撮影をした。




























カメラマン「 いいねぇ!!モデルの素質あるよ!」




『 ありがとうございます!!笑笑 』











































カメラマンさんのこだわりが強く、




撮影が終わったのは夜9時だった。














































鈴木「今すぐ車手配するね!」
(マネージャー)





『 あー…今事務所って空いてますか?』




鈴木「 空いてると思うけど… 」




『 ちょっと練習してから帰りたいので大丈夫です!ここから近いですよね?』




鈴木「 大丈夫?」




『はい!!鈴木さん昨日から寝てませんよね?今日はゆっくり休んでください』




鈴木「いやいや、送っていくよ!」




『…うーん、じゃあそこのコンビニまでお願いします!』




鈴木「……わかった!」











































鈴木マネにコンビニまで送って貰った。





適当に夜ご飯を買って外に出る。








『寒……』
























少し肌寒い、
車で送ってもらえば良かったなぁと後悔する。

でも運動のためにも歩く。





































「ねぇ、」










『 ……え、?』



































急に肩を叩かれてビックリする




振り返ると、知らない男性がいた。

















『 えっと、……』




「連絡先交換しない?」




『はい、?、、』




「こんな夜中に出歩いてたら危ないよ、家まで送ろうか?」




『……っ、誰ですか』




「いいから行こう」




『きゃあ、、!、っ!』




































一瞬の出来事すぎて言葉が出ない、









ハッと我に返り、抵抗しようとする

































「可愛い女の子が1人で夜に出歩いてるのがいけないんだよ。」




『やだっ!!離してっ、っ!』

















































怖くて涙が溢れてくる





あの時の……



韓国で、誘拐された時を思い出す


怖いよ、



助けて……




震えと涙が止まらない…


















































?「おいてめぇ何してんだよ」







『っ、、、?!!泣』




「ちっ……誰だよ」




























助かった……







そう思い後ろを振り返ると、












































『か、川西さん、っ!』








「……くそっ!!!」







『うっ、、、っ……』





























力強く突き飛ばされて私は倒れる





起き上がる気力もなく、ただ涙を流し震える

























川西「 あなた……大丈夫か、」



『 っ、川、西さっ、……ん、… 』




川西「 もう大丈夫だ、安心しろ 」




『っ、泣』





























私の手を優しく握り、誰かに連絡を取る。
そんな川西さんに心から安心する、

LAPONEってこんなにいい人達がたくさんいるなんて。







































『 ……っ、…… 』




川西「もう大丈夫か、?」




『はい、……助けてくださって、ありがとうございました』




川西「たまたまコンビニでお前見かけて、声かけようと思ったんけどまだ商品買ってなかったから……遅くなって悪い。」




『そう…だったんですね、』






??「おーい!!!」






















遠くから集団が走ってくるのがわかる







暗闇の中で見ると、

大きくて、怖くて、また震え出す























川西「 大丈夫だよ、JO1だから。」




『っ……泣』






























ああ、また泣いてしまう。

迷惑かけてばっかりな自分に嫌になって、
涙は止まるどころか勢いを増す。



手の震えも酷くなる。







そんな私の様子を見て、



川西さんは私の体を優しく引っ張り、
立たせてくれた。












『 っ、……』




川西「 おいで、」











川西さんは私を優しく包み込む。

安心感がありすぎて、震えが止まった。






















『っ…やだ、離さないで、』




川西「 っ、メンバー来ちゃうよ?笑」




『いいですよ、』


























川尻「拓実、あなたちゃん大丈夫だった?」




川西「おう。とりあえず暗いし寒いから事務所行こうか。」




與那城「そうだね、詳しい話は事務所で。」





『…みなさんありがとうございます』




川西「…歩ける?」




『はい、』




佐藤「寒いだろ、これ貸す」







佐藤景瑚が自分のコートを私に羽織らせてくれた


なんて優しい……






















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