さっき の 事 が 頭 から 離れない 。
家 に 着いても 。
料理 を していても 。
何を してても 思い出す 。
すると
" プルプルプル … "
小森 隼
通話 。
反省 しているみたい 。
嬉しいなぁ 。
もと の 関係 に 戻れたかな 。
唐突 な 質問 。
また 、聞いてきた 。
照れるじゃん …
やば …
つい 、本音 が …!
隼 の 顔 が 頭 に 浮かぶ 。
笑ってるかな …
心配 に なってきた …
なんか 、無性 に 隼 の 事 思っちゃう …
通話 は 消えた 。
私 は 隼 の LINE を 見返す 。
電話 の 数 多っ!
一日 に 2、3回 長いこと してる …
そんなに 仲いいんだ …
私 たち 。
声 が 漏れた 。
最近 、多いなぁ 。
" ガチャ … "
今 、ドア の 音 が したような 。
不審者 …!?
なに 。
怖い 。
私 は 小さな クローゼット に 身 を 潜めた 。
足音 は コソコソ していて
今にでも 、目の前 に 現れそう 。
私 は 手 に していた 携帯 を 操作 し
電話 を かけていた 。
隼 に ──── 。
通話 が 切れてから
隼 が 家 に 来るの を ひたすら
待っていた 。
" 先輩 …!? "
隼 の 声 だ …!!!!
扉 を 開けられた 。
隼 の 匂い …
あの 匂い だ 。
見渡すと なにも いなかった 。
確かに …
今日 、風 強かった 。
でも …
私 、怖いよ 。
こんな 体験 初めて …!
私 は 帰ろう と する
隼 の 腕 を 掴んでいた 。
これが 、私 の 精一杯 の わがまま 。
手 が 震える 。
止まらないよ 。
そう 、隼 は 微笑む 。
やっば 。
私 、最近 隼 に ドキドキ させられてる 。
でも 、夜 って … /////
違う違う …!
そんなこと あるわけない 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。