亜嵐 クン が 来てくれた 。
確かに 。
亜嵐 クン の 疑問 に 思うこと は わかる 。
亜嵐 クン の 手 を 掴んで 引っ張るが
亜嵐 クン は 動かない 。
亜嵐 クン の 表情 が 変わる 。
いつにも増して 、イケメン に 見える 。
隼 と 亜嵐 クン は 睨んだ まま 話さない 。
私 は 亜嵐 クン の 手 を 強く 握る 。
今 、私 の 中 には 隼 だけ 。
ワクワクするな 。
亜嵐 クン は 階段 を 駆け上がった 。
その瞬間 。
私 と 肩 を 組んできた …!
隼 。
隼 と 私 の 距離 は 数センチ 。
また 、同じ 光景 。
近いってば 。
急 に ドS感 。
隼 は 私 から 離れていった 。
それだけで 、寂しさ を 感じる 。
" まだ 、行かないで "
なんて 、思ってしまう 。
ため息 も つきたくなるもの 。
何言ってんの …?
千夏 は 階段 を 上がって 行った 。
普段 は 言わないのに 。
そっか 。
私 は 走り出した 。
屋上 に 向かう 。
早く …!
そんな 気持ち で いっぱい 。
屋上 の ドア の 前 。
開けると 、風 が 吹き上げた 。
一歩 、踏み出すが 隼 は いない 。
呼んでも 返事 は ない 。
いつもの 隼 の 場所 を 覗いて見た 。
隼 発見 。
気持ちよさそうに 寝てる 。
今 は やめよう 。
妨げたくないし …
ちょっと 、緊張 してる ────
戻ろうと すると
" すき "
その 、二文字 が 言えない 。
心配 してくれてる …
早く 言わなきゃ!
早く ─────
隼 の 目 に 涙 。
隼 の 涙 を 拭き取る 。
隼 は 私 の 目 を 見て
そう言って 私 の 口 に キス を した 。
やっと 、気持ち 伝えられた 。
やっと 。
隼 と 幸せ に ─────
自分 の 気持ち に 素直 に なる 。
私 は その事 を 気付かされた 。
たくさん 学んで やっと
本物 の 恋 に 気づけた 。
ありえない 恋 。
生意気 な 後輩 が まさか 。
たまに いいこと 言うからな 。
力強く 抱きしめた 。
私 も 返した 。
ホント の 恋 を 知った 二年生 。
それに 、気づかせてくれた 隼 には
感謝 しても しきれない 。
end .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。