高校 に 入学 してから 二年 が 経つ 。


この 生活 にも 慣れ 、友達 とも


楽しく 過ごしている 。


そして 、今日 は 入学式 。

この子 は 北野 夏希 【ｷﾀﾉ ﾅﾂｷ】。


私 の 友達 。


一年 の 頃 に 一緒 の 


クラス で 今も 仲がいい 。

可愛いなぁ 。


一つ 一つ の 行動 が 私 には 全て 可愛く


見えてしまう 。

玄関 で 靴 を 履き替えて


目の前 で 待つ 、夏希 の 元 へ … ！


手 を 差し出そうと した時 、

ドスッ 。







パチッ …

４、５人 の 男子 の 群れ 。

見たこと ない 顔 。


一年生 かな …


今 、誰 か と 目 が …


いやいや 、そんなこと は どうでもいい 。


夏希 との 間 を 妨げられた 。

ちゃんと 心配 してくれる 所 も


心配 そうに 見つめる その 瞳 も 


全て が 私 は 好き 。


もちろん 、友達 と して 。

私 の 心 の 中 で 


引っかかる 事 が ある 。

それは 


さっき 、目 が あった人 …


どこが で 見たこと が ある 。


ような


ないような …


気 が して モヤモヤ …

夏希 の 指 指す 方向 には ─────

白濱 亜嵐 。

私 の 片想い の 相手 。

亜嵐 ｸﾝ を 見つめてる だけで


身体 全体 が 温められる 。

それだけ 、私 は 亜嵐 ｸﾝ が 好き 。

亜嵐 ｸﾝ は 成績優秀 。


スポーツ万能 。


という 、漫画 みたいに 完璧 な 人 。

亜嵐 ｸﾝ が 気づいてくれた … ！

緊張 丸出し じゃんか …


こんなんじゃ ダメ だよ ~ 。


顔 見たい …


今 、私 の 目の前 に いる


貴方 の 顔 を ──────

見てみたものは いいけど


変 に 勘違い されちゃったよ ~ ！


もう 、やだ …

私 は 自分 の 席 に 着いた 。

私 、すぐ 当たっちゃう …


だから 、彼氏 も 出来ない 。

亜嵐 ｸﾝ 見てるだけで


ドキドキ 止まらないし …


人生 の 青春 を 今 味わってる 感じ 。

これから 、ちゃんと してけるかな 。


楽しい 毎日 が 送れますように 。

" アイツ " が 現れるまでは ─────